「料理」という言葉を『日本国語大辞典』で引くと、 “物事を整えおさめること・食物として口に合うように材料を整え加工すること” とある。つまりご飯を作り、片付けるまでが料理であると考えて良いでだろう。とは言え、片付けほど面倒なものはないよな~。
ある日『広告会社、男子寮のおかずくん』という漫画を読んでいたところ、フライパンひとつで完成するパスタレシピを発見。しかも残り物のスープで出来ちゃうのだとか……。これはかなり楽なんじゃない? モノは試しだと、さっそく作ってみたぞ。
・残り物で作れちゃう
『広告会社、男子寮のおかずくん』は広告会社に勤める4人の男性が、毎週金曜日ごとに料理を持ち寄り夕食会を開く様子を描いた漫画だ。4人は同じ寮に住んでいて、さながらシェアハウスのような暮らしっぷり。読んでいると思わず「こんな生活してみたかったなあ」と思わされる。
なにより、登場するレシピがとても良い。比較的お手軽なメニューが豊富で、その上、ありそうでなかった斬新なものが多い。今回の「ワンポット味噌クリームパスタ」もそのひとつ。残り物の豚肉味噌焼きと根菜スープとで、チャチャっと作れちゃうのだ。ってことで、実際に作っていこう。
【材料】
・残り物の豚肉味噌焼き
・残り物の根菜スープ
・パスタ麺
・牛乳
【作り方】
1. スープをフライパン(もしくは鍋)に入れて、その中に豚肉とパスタ麺を入れる。
2. パスタがくっ付かないように混ぜる。パスタ麺のゆであがり時間2分前くらいに牛乳を適当に入れる。
3. スープにとろみがつき、麺に火が通ったら完成!
・コクが深くてウんマイ
あっという間に出来上がってしまった。さっそく食べてみると、あらかじめ味が付いたスープを使っているからかコクが深い。漫画の中で登場人物が「チーズっぽい味がする」と言っているが、その気持ちもわかるというもの。
豚肉についている味噌と、牛乳とが合わさったからこそ生まれる味だろう。ここに黒胡椒や七味を振りかけると、より旨味がアップするので試してほしい。スープを使ったパスタメニュー……このほかにも展開できそうな気がするな。
・イチから作ることも可能
ただし、都合よく豚肉味噌焼きと根菜スープがあるという訳でもないだろう。そんなあなたも、心配しないでほしい。残り物がなくとも、イチから作る方法が漫画に記載されていた。念のために、そちらの作り方も紹介しておこう。
【残り物がない場合の作り方】
1. フライパンに油とにんにくを入れ、香りが出てきたら豚肉(またはベーコンなど)を入れる。
2. 1に火が通ったら、皿に取り出す。同じフライパンで好みの野菜を炒める。
3. 野菜に軽く焼け目が付いたら、水300ml程度と顆粒出汁を入れる。
1. 3にパスタ麺を入れる。麺が茹で上がる2分くらい前に牛乳50ml程度と、味噌を小さじ1入れる。
1. スープにとろみがついたらさらに取り出し、1の豚肉(またはベーコン)を乗せる。胡椒を振りかけて完成!
基本的に切って入れるだけなので、簡単な部類だろう。パスタ麺もわざわざ別でゆでる必要もないので、ありがたい。しかも大事なことなので何度も言うが、フライパンひとつなので片付けもラクチンだ。
今回記者はコンソメ味のスープを使ったが、トマトベースのものや、味噌汁なんかでも作れそうではないか。「昨晩のスープがちょっと残ってるわ~」というそこのアナタ。今晩はそのスープをパスタに変身させてみては?
参考リンク:クロフネCOMICS『広告会社、男子寮のおかずくん』
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼豚肉の味噌焼きと根菜スープを作った次の日は……
▼フライパンひとつで「ワンポット味噌クリームパスタ ワンポット味噌クリームパスタ」を作っちゃおう
▼イチから作ることもできるよ
▼ほかにも面白いメニューが盛りだくさんな『広告会社、男子寮のおかずくん』オススメ!