突然だが、筆者は時折キャンプに出かけることがありアウトドア用品を一通り揃えている。しかしキャンプに行くといっても年に1~2回程度で、全く行かない年もある。

あまり使わないにもかかわらず結構スペースを取るアウトドア用品は、普段の生活のなかでは無用の長物。ハッキリいって邪魔である。大して広い家に住んでるわけでもないしね。

なにか保管に良い方法はないものかと思案していたところ、月額500円程度で荷物を預かってくれる収納サービスなるものを発見。実際に使ってみた!

・箱に詰めて、送る

荷物が邪魔といってもトランクルームを契約するほどの量でもないし、そんなお金もない。そこで飛びついたのが、今回紹介する収納サービスである。簡単に説明すると専用のボックスに預けたい荷物を詰めて送れば、あとはサービス提供者が責任を持って預かってくれるというものだ。

調べたところ同じようなサービスが複数見つかった。最近ではこういうのがトレンドなのだろうか? 知らなかった……。預けた箱数に応じて月額料金が発生する仕組み。今回は「サマリーポケット」を利用してみたので、そちらでレビューするぞ。

・気になるのはやはり……

大まかな利用の流れとしては、ボックスを取り寄せる → 荷物を詰めて送る → 荷物が必要になったときは配送を依頼する(有料)といったところ。ボックスの取り寄せや配送依頼などはホームページおよびアプリから行うことができ、特に戸惑うところはないと思う。

取り出し送料や月額の預かり料金はプランやボックスの種類によって異なるので、詳しくは公式HPをチェックしてほしい。最も高いものでスタンダードプラン(ラージボックス)の500円 / 月となっている。

今回は、キャンプ用品を収納するためにスタンダードプラン(ラージボックス)をチョイス。また、書籍の預かりに特化したブックスプランも併せて利用してみることにした。

やはり気になるのは、料金とボックスの容量だろう。要はコスパ。どれくらいの金額で、どれくらいの荷物が入るのか。それを検証していこう。

・ソロキャン道具くらいなら入る

まずスタンダードプランで使用するラージボックスに、キャンプ用品を詰めてみる。公式サイトによると、入る目安は衣装ケース1箱分とのことだが……

1人用テント、寝袋、エアマット、アウトドア用チェア、アウトドア用テーブル、クッカー、ランタン、エア枕。筆者がキャンプに持っていく道具は全て詰めたが、まだボックスには余裕がある。

ついでに冬場以外は使わないファンヒーターも詰めて、だいたい9割くらいの容量を消費した。小物ならまだ入るだろう。

人によって装備は多少異なるだろうが、ソロキャンプで使う道具一式ならラージボックス1箱で収めることができそう。これで預かり料金が500円 / 月なら、結構コスパは良いのではないだろうか?

預けた荷物は個別に写真撮影され、ライブラリのようにアプリ上から確認することができる。つまり「何を預けたっけ?」という心配がなくなるわけだ。

・本を預けるなら……

続いて、ブックスプランで使用するボックスを見てみよう。こちらは前述のとおり、書籍の預かりに特化したプランだ。

筆者の知人にも1人いるが、漫画の単行本を集めるあまり家の中が散らかっている人は、結構多いのではないだろうか。そういう人が利用することも想定して、コミックがどれだけ入るのか検証してみた。

実際に詰めてみたところ、少年コミックの単行本なら73冊、青年コミックの単行本だと59冊が入った。このボリュームはどう評価するべきだろう。目安として85冊は入るとのことだが、もし大量に本を所持している人がターゲットだとするなら100冊くらい簡単に入ってほしい気もする……。

ちなみにボックスの体積と金額を比較すると、スタンダードプランで使用したラージボックスが113,220cm³ (68cm×45cm×37cm)に対して500円 / 月。ブックスプラン用のボックスが35,190cm³ (45cm×34cm×23cm)に対して400円 / 月。

容量に3倍以上の差があるにもかかわらず、金額はほとんど変わらない。利用者の側からすると、ブックスプランはやや割高であるかのような印象を受ける。


上述したコスパの良し悪しは、あくまで個人的な感想である。収納サービスなるものを今回初めて使ってみたが、利用方法などで面倒だと感じる点はなく、生活スタイルによっては全然アリだと感じた。家の中を整理する選択肢のひとつとして、検討してみるのも良いかもしれない。

参照元:サマリーポケット
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:サマリーポケット (Android)