夏競馬も佳境を迎えつつある。札幌メイン・キーンランドカップには1カ月後に迫ったスプリンターズステークスを見据えて、短距離界の有力馬がズラリ集結。
海外のトップジョッキーも参戦して盛り上がること間違いなしの1戦を、新潟2歳ステークスと合わせて予想していきます!
・海外のスター騎手が来日
日曜札幌のメインは芝1200mで行われるキーンランドカップ。1着馬にはG1スプリンターズステークスへの優先出走権が与えられる。
また、今週末の札幌ではWASJ(ワールドオールスタージョッキーズ。海外および地方競馬からの招待騎手とJRA騎手が成績を競うイベント)も併せて開催される。
これに参戦するため来日している外国人騎手のうち、カリス・ティータン騎手、ジュリアン・ルパルー騎手、リサ・オールプレス騎手の3名はキーンランドカップにも騎乗する。彼らの手綱さばきにも注目が集まりそうだ。
・あるぞ連覇、ナックビーナス
しかしながら、筆者の本命は岩田騎手が騎乗の①ナックビーナス。あえて日本の豪腕に託します。
キーンランドカップは過去3回参戦して5着 → 3着 → 1着と走るたびに順位を上げており、適性があるのは明らか。特に昨年は逃げて後続を完封する強い内容で、問題は同じような競馬ができるかどうか。
昨年は外枠スタートだったが、今回は願ってもない最内枠をゲット。また是が非でも逃げたいという馬は他に見当たらない。枠を生かしてハナを奪い、昨年以上の内容で勝利というシーンも十分に考えられる。
ただし海外帰り初戦ということもあり、当日のパドックの気配には注意した方が良いかもしれない。
馬券は馬連で勝負。①ナックビーナスを軸にして、相手は④⑧⑬⑮⑯。
・モーベットに大器の予感
日曜新潟のメインは芝1600m(外回り)で行われる新潟2歳ステークス。
過去の傾向は差し馬優位で、最後方からの追い込みも頻繁に決まる。昨年のケイデンスコールや2013年のハープスターのような、足を溜めて直線で弾けるタイプの馬が好走しやすいといえる。
本命は⑪モーベット。新馬戦ではゲートで大きく出遅れたものの、直線だけで交わして最後は楽勝。オルフェーヴル産駒らしいスケールの大きさを感じさせた。タイプ的に新潟2歳ステークスはドンピシャで、ここは自信を持って本命に推したい。
母のアイムユアーズは2歳時にファンタジーステークスを勝利し、3歳春にはクラシックを賑わせた。早めから力を発揮できそうな血統背景も魅力だ。
馬券は馬単で勝負。⑪モーベットを軸(1着固定)にして、相手は②③⑤⑨⑯。
2日間にわたって行われるWASJには、モデル並みの美貌を誇るミカエル・ミシェル騎手や、「大井の帝王」こと的場文男騎手も参戦する。今週末の札幌はメインレース以外も熱い!
・【追記(結果)2019年8月28日18:45更新】
キーンランドカップはダノンスマッシュ → タワーオブロンドン → リナーテのガチガチ決着。新潟2歳ステークスはウーマンズハート → ペールエール → ビッククインバイオ。注目していたモーベットは2番人気に推されながら8着に終わりました。トホホ……。