2019年7月16日から、全国のコメダ珈琲にて季節のシロノワール「北海道メロン」と、新宿中村屋とコラボした「カリーコロッケバーガー」の販売が開始された。
シロノワール「アップルカスタード」が出てからまだ1月程度で新作とは、なんだかスパンが短い気がする。そして脈絡もなく同日にカリーコロッケをぶち込む雑さがコメダらしい。なんにせよウマそうなのでさっそく食べてきたぞ!
・カリーコロッケバーガー
まずは「カリーコロッケバーガー(税込460円)」からいこう。こちら新宿中村屋とのタイアップ第2弾で、一応9月下旬ごろまでを予定した期間限定商品とのこと。
注文の際に、カットするか否かと、味付けにマヨネーズとからしマヨネーズの選択を迫られた。この辺はそれぞれ好みの方を選ぼう。
バーガーの構造はシンプルで、刻んだキャベツにコロッケ、そしてカレーソースのみ。パンが結構デカいのと、刻みキャベツが思いのほかガッツリ入っていてボリューム感がある。
味の特徴としては、カレーのスパイス感がけっこう強い。まずはフルーティな甘みを感じるのだが、やや遅れてチクチクと刺すような感じの辛さがあるタイプ。
カラッと揚がったコロッケと、ザクザクと歯ごたえのあるキャベツが良い感じの食感を演出してくれていて実にウマい。そしてそこはかとない昭和な後味。
昭和な後味とはいささか抽象的すぎる気もするが、しかし昭和なのである。硬いカスタードプリンとか、ケチャップ感が強いナポリタンとかと同類の雰囲気をまとった風味。「カレー」じゃなくて「カリー」なのがなんとなくわかる味とでも言おうか。
・北海道メロン
お次はシロノワール「北海道メロン」にいってみよう。価格は通常版が税込み750円で、ミニサイズは550円。デニッシュにソフトクリーム、そしてフルーツいう組み合わせはいつも通りだが、味の構成はちょっといつもと違っていた。
コメダのシロノワールはだいたい「甘み」と「酸味」で攻めてくることが多いが、今回はひたすらメロン一色で甘い。しかもそのメロン味が、妙に生々しい。
一瞬メロンの切り身が無加工で入っているのかと錯覚したが、そういうわけではない。外側のメロンクリームと、デニッシュの間のメロンソースのみで、リアルなメロンみを出すことに成功しているようだ。
メロンの部位の中でも、外側に近いエリアの果肉ではなく、種のそばの水分多めな部位っぽい味。メロン風味を通り越してメロン臭さすら感じるレベル。メロン好きにはたまらないと思われる。
1つ注意点をあげるとすれば、ノーマルサイズを頼むとちょっといつもよりくどいかもしれないということだろうか。これは、何の躊躇もなく、ひたすら甘いメロン味なためである。
・新商品2品とも一緒に
なお、今回筆者はレビューの都合上「カリーコロッケバーガー」と「北海道メロン」のミニサイズを同時に頂いたわけだが、この組み合わせがナイスだったことを最後にお伝えしておこうと思う。
先にお伝えしたとおり、「カリーコロッケバーガー」はそこそこパンチの効いたスパイシーさを有している。それに対して「北海道メロン」はとにかく甘い。
もうお分かりだろう。両方一緒に注文して食べると、実に程よい感じになるのだ。お値段的には税込みで1010円とややお高いが、たまにはいいのでは? 新商品2つ、同時にいっちゃいなよ。妙に満たされた気分になるから。