一般的に “USA” とは「アメリカ合衆国」のことを意味しているが、 “日本のUSA” といえば、もちろん「大分県宇佐(うさ)市」のことである。JR宇佐駅の駅名標は「アメリカ国旗」そっくりのデザインで、駅近くの山には「USA」の特大看板もある……気合の入り方がヤベェ。

そんなUSAを代表する観光名所が「宇佐のマチュピチュ」だ……大丈夫、記者も混乱しているから安心してくれ。とにかく今回は、日本のUSAこと宇佐市内にある「南米ペルーのマチュピチュ的な場所」に行ってきたので報告したい。

・国道387号線沿い

インカ帝国が残した空中都市・マチュピチュ……に似ていると噂のスポットは、宇佐市院内町の西椎屋(にししいや)という場所にある。宇佐市街地から国道387号を車で30~40分ほど南下して行った先に、景観を一望できる展望所があると聞いて来たのだが……おおお!


看板を発見ッッ!!


どうやら無事に「宇佐のマチュピチュ展望所」に到着したようだ。あっという間である。日本から本場・ペルーにある “ガチのマチュピチュ” を目指したら丸1日以上かかるらしいからな。

しかしここは、大分県内のUSAのマチュピチュ……なんというか、やっぱり言葉だけならインカ帝国以上に謎である。んで、たまたまラッキーなのかもしれないけど、誰もいないってマジかよ。

それはさておき、展望所で「マチュピチュ出現!?」なる案内看板を見つけたので、景色を楽しむ前に一応チェックしておくぞ。看板によると、地元の人が「秋葉様」と呼んでいる円錐形の山、棚田の石垣、家屋の眺めが “マチュピチュっぽい” ということらしい。なるほど。

・宇佐のマチュピチュ

それでは、いよいよ「宇佐のマチュピチュ」である! 前置きが長くなった分、期待値もぐんぐん上昇してしまったが、目の前に広がるあまりにも雄大な景色はマチュピチュ……に見えなくもない。

とんがった山(秋葉様)は “マチュピチュ感” があるが、小さな集落のほのぼの田園風景を「空中都市」と呼ぶにはチョイ無理があるか……まあ狙ったわけじゃないからな。とにかく、のどかでホッとする。良い、USAのマチュピチュは癒し系で良い。

たしかに、大分県のUSAにはマチュピチュがあった。繰り返しになってしまうが、並んでいるワードのパワーがえげつないので、誰かに話したくなる「ネタ的な場所」を探している方はぜひ足を運んでみてほしい。

・今回ご紹介した場所の詳細データ

名称 宇佐のマチュピチュ
住所 大分県宇佐市院内町西椎屋

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼宇佐駅

▼USA


▼宇佐のマチュピチュ

▼展望台からの絶景


▼たどり着いただけでも十分に達成感を味わえました

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日本、〒872-0464 大分県宇佐市院内町西椎屋