ロケットニュース24

【小声】「鈴鹿サーキット」がファミリーにとって穴場すぎる理由 / ホテル 、温泉、遊園地まであるとか極楽浄土かよ!

2019年7月8日
提供:モビリティランド

三重県にある鈴鹿サーキットと言えば、本格的な国際レーシングコースとして有名だ。世界の強豪チームが集結する「SUZUKA 10 HOURS」や、国内最高位のレース「F1日本グランプリ」が近々開催を控えている。

ではあなたは、鈴鹿サーキットが温泉やレストラン、遊園地まで兼ね備えた一大アミューズメントパークであることをご存じだろうか? なんでも家族で楽しむには最高の場所なんだとか。マジかよ、全然知らなかったぞ。

そこで今回は、当編集部のYoshioが自ら甥っ子と姪っ子を連れ、鈴鹿サーキットまで遊びに行ってみることに! 本当に家族で楽しむことができるのか? 1泊2日のガッツリ日程でバシッと検証していくつもりだ。それでは始まり始まり~。

・みんなで鈴鹿へ

さて、あまり知られていないが、実はYoshioにはハーフの甥っ子と姪っ子がいる。二人とも英語と日本語を使いこなす完全バイリンガルだ。それではご紹介しよう。リアムとグレース!

いや名前カッコイイな!! まさかあの中年メガネ男・Yoshioに、こんな可愛い甥っ子たちがいたなんて驚きである。というわけで、これからYoshioとリアム、グレースの3人が鈴鹿サーキットを回っていくぞ。よろしくな!

ちなみに、どういうわけか私(あひるねこ)も同行することになった。撮影しろってことか……? とは言え、鈴鹿サーキットに来るのは私も初めて。今から楽しみだ。

・レースを初体験

さあ、メインゲートをくぐって、最初に向かうは「レース・オブ・アジア」が開催中のレーシングコース! 遊園地に気を取られるリアムとグレースも、会場から漏れ聞こえてくる大きなエンジン音には興味津々の様子である。というか、これはおっさんもテンション上がるで……!


場内に入っていくと……

フワァーーーーーン! ファンファン…………フゥワァァァァァァァーーーーーーン!! 長いストレートを爆音で駆け抜けていくマシンの数々。すごい、本物だ……つーか速ェェェェエエエ! 音スゲェェェェエエエ!! 超カッケェェェェエエエ!!!

・生の迫力

テレビ中継とは比べ物にならない大迫力に、しばし呆然とする我々。ヤベーって……。あれに乗ってるの人間じゃねーって……。

サーキットの狼たちが魅せる爆走に衝撃を受けた後は、インターバルに実施される「ピットウォーク」に参加することに(別途チケットが必要)。普段は入れないピットに立てるので、マシンを間近で見ることができるぞ。ドライバーのサイン会には長蛇の列ができていた。

見て! ついさっきまでレースが行われていたコースが目の前に!!

そして「ピットウォーク」の後は、レーシングコースのウラ側を見られる「バックヤードツアー」にも参加。世界中のマスコミが集まるメディアセンターや……

大量のモニターが並ぶコントロールルームを見せてもらう。リアムたちと一緒に説明を受けていると、まるで社会見学のようで懐かしい気持ちになってしまった。

そんでお次は、「ランボルギーニ スーパートロフェオ アジア 第2戦 決勝レース2」というなんだかスゴそうなレースを、「ホスピタリティテラス」というこれまたスゴそうな席で観戦(別途チケットが必要)。


うわ、マシンすぐ下におるやん!


からの~


フワァーーーーーン! ファンファン…………フゥワァァァァァァァーーーーーーン!!


だから速ぇーって! ちょっとこの動画を見てくれ!! 音量注意だ!

会場に響く爆音の威力も伝わったところで、ここでクエスチョンです。園内にはこのヤバイレースを、さらなる別の視点から見られるスポットがあるのですが、それはどこでしょう? 正解は……。


その通り、観覧車だ!

・上からも絶景

説明するより見てもらった方が早いので、ちょっくら頂上まで登ってみることにしよう。ちなみにリアムは高い所が大の苦手らしいぞ。なぜついて来たのか。

だが、リアムの選択は正しかったと言える。な、何だこの絶景……! 神やん! 神の視点ですやん!! 予想外のベスポジでございッ!!

まさかの穴場スポットでレースを隅々まで味わい尽くした後は、待望の遊園地にレッツゴー! とその前に、そろそろお腹の方も満たしておく必要があるだろう。園内にいくつもある飲食エリアの中で、Yoshioが選んだのが「アドベンチャイナ」というお店だった。


「俺に任せろ。とっておきを食わせてやる」


何やら意味深な言葉を吐くYoshio。一体何を……え?



うわーーーーーー!

なんかデカイの持ってるーーーーーーーー!!

・まさかのデカ盛り

Yoshioが注文したのは、総重量3.4kg・麺4玉という異次元モンスターラーメン『ビッグボス』だ。さらにラーメンだけでは飽き足らず、チャーハン3人前&から揚げ4個がセットになった『ファミリーセット(4500円)』を頼んでドヤってきたんだが。いや何してくれとんねん!

なぜ鈴鹿まで来てロケットニュースみたいな挑戦をしなければいけないのか謎だが、これがまた普通に激ウマなので困ってしまう。ファミリー客にピッタリの商品と言えるのではないか。ちなみにリアムとグレースは、実の叔父の暴走に軽く引いていた。

こうして少年少女に大人のフリーダムさを遺憾なく見せつけたYoshio。さあ、この後はいよいよ遊園地エリアに突撃していくぞ。そこには鈴鹿サーキットならではのユニークなアトラクションがひしめいていた! 続きは次のページへGO!!

参考リンク:鈴鹿サーキット
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

・アトラクションを回る

食後、最初に訪れたのは「レーシングシアター」というアトラクションだった。メインシアターでは大型ワイドスクリーンと体感音響システムにより、まるで自分が鈴鹿のコースを走っているかのような感覚を全身で体感できるのだ。

他にもレーサーが受ける風の強さを実際に体感できたり、とにかくレーサーの人たちがいかにヤバイかを存分に味わうことが可能。やっぱヤベーぞ、さっき見たドライバーたちは……。

と、ヤバさが分かったところで、今度は自分もレーサーになってみよう! 次に向かった「デュエルGP」は、2人乗りのマシンに乗って隣を走るライバルと1対1のレースバトルができるのだ。コースは鈴鹿サーキットと同じ形状をしているとのこと。

・バトルスタート

リアム 対 Yoshio&グレース連合軍のタイマンとなった本バトル。マシンはコースターのレールの上を走るので、ハンドル操作で差をつける必要があるだろう。む……! マシンが来たようだ。


フワァーーーーーン!


ファンファン…………


フゥワァァァァァァァーーーーーーン!!

……とまでは さすがにならないが、3人の笑顔を見るに実に楽しそうだ。一人でコース外で撮影しているのが笑えてくるくらい楽しそうだったぞ! あれ? なんだろう、目から汗が……。

・乗り物系がアツイ

気を取り直して今度は、あの「アクロエックス エボリューション」ってのに行ってみようか。

こちらは悪路のテストコースをうまく走り抜け、高ポイントを目指すアトラクションとのことだが……おや? も、もしかして!

ヒャッハーーーーーーーッ! 今回は私も乗れるYOOOOOOOO!! こうして我々はリアムをドライバーに据え、4人全員でマシンに乗り込んだ。

スピードは速くないものの、ガッタンゴットンと確かにこれはなかなかの悪路。

当サイトの所有する中古ミニカでこのコースを走ろうものなら、途中でおそらくバラバラになるだろう。

なに!? マジかよこのマシン! 水の中も走れるのか? 当サイトの所有する中古ミニカでここを走ろうものなら、途中でおそらく水没するだろう。

・船もある

さて、何となく水に浮きたい気分になってきたので、お次は「アドベンボート フロンティア」に乗って冒険の湖に出航することにする。

滝のカーテンやら ぶくぶく沸き上がる謎の泡やら、数々の難所を乗り越えて進んでいくのだ。

なんとも涼し気なアトラクションなので、暑くなるこれからの季節にはちょうどいいのではないか。私も次回は、ぜひ自分で乗ってみたいものである。

・ガチのレースも

そんな願いが通じてか、今度は「モトファイター」なるアトラクションにリアムとグレース、私が乗り込むことになったぞ。こちらは本格的なバイクレースで、ヘルメットやビブスを身に着け、ガチのタイムアタックに挑戦することになる。

まずは練習コースでレーシングバイクの乗り方を覚え、最大6人でコースに出るようだ。S字やスプーンカーブなどの難所が待ち構えており、これ、大人でも普通にムズイっす。

レースはチェッカーフラッグがしっかり振られ、実況まで付いているという本気の仕様。自分で運転してる感がハンパではないので、もし私が子供だったら、ここに永遠にいられる気がする。

似たタイプのアトラクションだと、「アクロバイク」は立体的なオフロードコースになっているぞ。デコボコ道や1本橋といった難所を、モトクロスバイクで駆け抜けろ!

「モトファイター」同様、子供でも大人でも目一杯楽しめるのがこのアトラクションの特徴だ。その証拠に……。


割とガチめで二人をぶっちぎる叔父・Yoshio。

おっさんが少年に戻る瞬間だ。親子で挑戦すれば白熱すること間違いなし! ……と、ここまで怒涛の勢いでアトラクションを回ってきたが、そろそろ体力の限界やで。なので今日宿泊するホテルに移動するとしよう。実はこのホテルにも鈴鹿サーキットらしい仕掛けが施されていて……その詳細は次のページでお伝えするぞ!

参考リンク:鈴鹿サーキット
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

・スペシャルな客室

今日宿泊する鈴鹿サーキットホテルNorth館には、「レーシングルーム」という客室がある。入ってみると、普通の部屋とは何かが違うことに気付くはずだ。


イスがバケットシート型になっていたり……


ベッドにヘッドライトが付いていたり……

そう、客室全体がモータースポーツの世界に包まれているのである。こんなホテル初めて! 高級感もあるし、これにはレースファン歓喜だろう。

・お風呂も充実

そのまま眠りにつきそうになるYoshioを叩き起こし、今度は「天然温泉クアガーデン」へ。パパママの皆さんは、レースに遊園地にで溜まりに溜まった疲れを、ここでしっかり癒しておきたいところだ。

広々とした大浴場に露天風呂、サウナも完備しており、リアムと裸の付き合いを深めるYoshioの目は実に穏やか。一方、「何で風呂でもメガネかけてんの?」とはリアムの談。

他にも水着で楽しめる温水プールエリアまであるらしいぞ! まさか鈴鹿サーキットにこんな充実した入浴施設があるとは驚きである。「私、ここにいるからレース見てきなよ」とか言い出すママが出てきても不思議ではない。

・夕食は食べ放題

さあ! サッパリした後はメシだメシ!! レストラン「そら・たべよ」に入ってみると、豪華なビュッフェが我々を待っていた。和洋中揃った鉄壁のラインナップは、食べ盛りの少年少女にとってドリームに他ならないはず。まあ、一番ハシャいでいるのは Yoshioおじさんなんだが。

嬉しいことにカウンターにはシェフの方々が立っており、牛肉の鉄板焼きなどをその場で焼いてくれるそうだ。これはテンション上がるゥゥウウウ!

それでは、みんなで仲良くいただきます! いや~、今日はレースに遊園地に温泉に盛りだくさんの一日だったな。後はおいしいものを食べて寝るだけとか……最高すぎんだろ。ここ、ホントに鈴鹿サーキットだよな? レース場だよな?

鈴鹿サーキットにモータースポーツのイメージしか持っていなかった私は、今日一日でその認識を大きく変えることになった。家族全員で楽しめる、まさに穴場中の穴場スポットと言えるだろう。もはや三重県民になりたいレベル。

・激アツレースがめじろ押し

さて、冒頭でも触れたように、鈴鹿サーキットでは8月、フェラーリやランボルギーニといったGT3カーが真夏の10時間を走りきるレース「SUZUKA 10 HOURS」が開催されるぞ。元F1チャンピオンのミカ・ハッキネンなど、世界中から “速い” ドライバーが集結するのだ。

さらに10月には、国内自動車レース界における最高位であり、世界最高峰の20名のドライバーたちが戦う「F1日本グランプリ」も控えている。

いずれも絶対見逃せないウルトラ級に重要なレースかつ、ゆうえんち「モートピアパスポート」とセットになっている観戦券も存在するので、これを機に家族で鈴鹿サーキットを訪れてみるのもいいかもしれない。もしかしたらその経験がきっかけになって、未来のF1ドライバーが生まれる……なんてことがあったりして?


※「SUZUKA 10 HOURS」「F1日本グランプリ」開催のタイミングだと、ホテルが満室で宿泊できない可能性もあります。

参考リンク:鈴鹿サーキット
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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