2019年7月5日、金曜ロード―ショーにて映画『スパイダーマン:ホームカミング』が放送される。言うまでもなく現在公開中の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」に繋がる作品なので、1度観た人も劇場へ足を運ぶ前におさらいしてみてはいかがだろうか?
さて、『スパイダーマン:ホームカミング』に限らずMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品は多くの小ネタが散りばめられていることで知られている。そこで今回は『スパイダーマン:ホームカミング』がさらに面白くなる5つの小ネタをご紹介しよう。
・1度ではわからない小ネタ
今なお傑作との呼び声が高いサム・ライミ監督のスパイダーマン3部作。そして盛大にすべったアメイジング・スパイダーマン2部作。それらの作品の後を受け、MCU作品としては1発目の作品となるのが『スパイダーマン:ホームカミング』である。
日本のみならず世界中で大ヒットした作品なので、きっと多くの人がご覧になったことがあるハズだが、1度観たくらいでは気付かない “小ネタ” も多い。以下で代表的なものを5つご紹介しよう。
・小ネタ1: 科学室に「ブルース・バナー」の肖像画がある
ピーターが授業を受ける科学室には偉人の肖像画がズラリと並んでいる。その1番右にはなんと「ブルース・バナー博士」の肖像画が。ブルース・バナー博士とはもちろんハルクに変身する、あのブルース・バナー博士のことである。
そもそもブルース・バナー博士は天才的な物理学者という設定なので、科学室に肖像画が飾られていても不思議ではない。ちなみに他のシーンではハワード・スターク(アイアンマンのお父さん)のイラストも確認できるぞ。
・小ネタ2: オープニングテーマは懐かしのあの曲
本作のオープニング曲を聞いて、思わずニヤリとしてしまった人は、そこそこおっさんなハズ。なぜならこの曲は1967年に放送されたスパイダーマン初のアニメシリーズのテーマソングをアレンジしたものだからだ。スパイダーマン♪ スパイダマン♪ ……と、特徴的なメロディラインがたまらない。
・小ネタ3: いじめっ子のフラッシュは……
サム・ライミ監督の3部作にも登場し、本作でもピーターをいじめる同級生のフラッシュ。嫌味な性格でいけ好かない人は多いと思うが、実は後年になって改心し「エージェント・ヴェノム」というスーパーヒーローになる。もしかしたら映画のフラッシュもいつか……?
・小ネタ4: 有名なあのシーンは映画では登場しない
「スパイダーマン:ホームカミング」にはゲストでアイアンマンが登場する。映画公開前、ポスターや予告版でアイアンマンとスパイダーマンが横並び宙を舞うシーンが宣伝されていたが、結局映画でこのシーンは登場しなかった。あくまで予告用の1シーンだった、ということなのだろう。
・小ネタ5: 日本語吹き替え版でロケットニュース24のライターが声を担当している
おそらく世界一のスパイダーマンマニアでも知らないと思うが、実は日本語吹き替え版のチョイ役を当サイトのライターが担当しているのだ。俺だよ、俺……P.K.サンジュンだよ!
役柄は映画開始直後に登場する「ピーターが学校帰りに寄るサンドイッチ屋の外に座っている白い服の男」である。セリフは「よう」のみだが、それ俺だから! 俺の声だから!! これだけ収録するのに1時間半くらいかかったことはさておき、一部の関係者からは「魂のよう」として評判だとか。
ちなみに現在公開中の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でもほぼ主役と言っても過言ではない「花売りのイタリア人男性」の吹替も担当しているから、日本語吹き替え版で同作をご覧になる際は、死ぬほど集中して私の声を聞いていただきたい。それ俺の声だから!
5つめのトリビアはどうでもいいとして、今回ご紹介した以外にも様々な小ネタが満載のスパイダーマン:ホームカミング。本日21時から日本テレビ系列で放送だ。
参考リンク:金曜ロードシネマクラブ
執筆:P.K.サンジュン
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