今や世界中で親しまれているカップ麺だが、実は日本生まれだとご存じだろうか? 1971年に初めて発売されて以降、即席で食べられる手軽さで、しかも安いという特徴から、日本のみならず世界中にも浸透していった。

その先駆けが「カップヌードル」であり、現在もロングセラー商品として活躍している。そして2016年に行われた「世界のカップヌードル総選挙」では、世界中の人々の投票により1番食べたいと支持された味が発表された。それが今回食べてみる「香辣海鮮味」である。

・香港で大人気「香辣海鮮味」

「香辣海鮮味」とは「スパイシー シーフード味」という意味で、パッケージには「合味道」とも大きく書かれている。これは香港や中国での「カップヌードル」の名称だ。

同商品は2017年3月頃から日本でも販売されていたが、現在は生産を終了している。そのため今回食べる商品は中国で売られているもので、日本で販売されていたものとパッケージは若干異なる。

まず蓋を開けると折り畳み式のプラスチックのフォークが入っていた。日本だと見慣れない光景だが、中国だとよくある「ナイスなアイデア」の作りだ。

中身は日本でもよく見慣れた麺とかやくで、作り方もお湯を入れて待つだけで変わらない。かやくからスパイシーな香りがほんのりとするが、日本の「カップヌードル」と目立って異なる点はない。

・「香辣海鮮味」いざ実食

お湯を入れる前はスパイシーな香りがしていたが、スープの色はあまり赤くならず辛くないのかと思い飲んでみたところ、見た目の割に意外と辛くてむせてしまった。味は日本でも売られているシーフード味に似ており、そこに辛味が足されている感じである。

私は辛い味がとても好きなので、海鮮チゲのように感じてとても好みだった。クセのある風味はなく、辛味があることを抜きにすれば食べやすいカップ麺で日本人にも好まれる味付けだと思う。

・外国感はないが美味しい

特に香港で大人気とのことだったが、日本で食べられる「カップヌードル」とあまり変わらなかった。てっきり香港や中国の地域独特なスパイスやパンチの効いた味なのかと期待していたが、日本でよく食べられている味がした。

意外性はなかったものの、安心のクオリティで美味しかった。そして現地だと、日本円にしておよそ100円で「カップヌードル」が買えるらしい。気になる人は旅行などで行かれる際にぜひ探してみてはいかがだろうか。

参考リンク:カップヌードル 香辣海鮮味 ビッグ
Report:mai
Photo:RocketNews24.

▼最初ふたなのかと思って間違えて被せたら溶けました……

▼ご馳走様でした!

日本のカップ麺にフォークが入る日は来るのだろうか