ハンバーガーチェーンというと、真っ先に浮かぶのが業界最大手のマクドナルド。次いでロッテリアやモスバーガー、バーガーキングと言ったところだろうか。意外と目立たないフレッシュネスバーガー、実は日本国内の店舗数でバーガーキングを抜いていることをご存じだろうか?
そのフレッシュネスには、店舗限定メニューがいくつか存在する。たとえば、とり天バーガー(470円)は大分県のアミュプラザおおいた店限定メニュー、トリプルスリーバーガー(1300円)は福岡県の福岡ヤフオクドーム店限定のメニューだ。
・ベジタブルバーガー
そして、本記事で紹介する「ベジタブルバーガー」は、成田空港店・新千歳空港店、新宿御苑店のみで提供されている。そこで、実際に新宿御苑店に行ってみた。
正直に言おう、本当は神宮球場内にある神宮球場店に行くつもりだった。ここでは、クラシックパティを4枚も積み重ねたホームランバーガー(1500円)が限定販売されている。
肉をモリモリ食う気満々で向かったのだが、この日は早慶戦が行われている、すでに試合も終盤に差し掛かっていたため、球場内の飲食施設はすでに終了していた。遅かったか……。
出てきた以上は手ぶらで帰れねえ! と思い、改めて調べたところ、事務所の最寄りの新宿御苑店でベジタブルバーガーを販売していることがわかった。それにしてもなぜ、2つの空港と新宿御苑だけで売っているんだ。不思議だ……。
・ハルクのいないアベンジャーズ
購入して持ち帰ってみると、ハンバーガーそのものはやや小ぶりに見える。低糖質バンズに野菜のみを挟んでいるせいか、サイズ感としてはちょっと小さめ。
袋から出してみると、改めてスモールサイズの理由がわかった。ビーフパティがない代わりに、大きめに切ったトマトが主役となっている。いくらトマトを厚切りにしているとはいえ、パティない分、高さは出ない。例えるなら、超人ハルクのいないアベンジャーズみたいなものだ。(自分でもふさわしい例えとは思っていないのでご安心を)。
・意外なパンチ力
肉がない分、相当優しい味に仕上がっているに違いない。そんな想像をしながら、思いっきり頬張ってみると、これが考えた以上にパンチのある味をしている。それもそのはず、ピリ辛のサルサソースが、かなりしっかりと入っているからだ。
もっともっと穏やかな味付けのハンバーガーだと思っていた私(佐藤)は、「ベジタブルバーガー(笑)」くらいの気持ちで、口をつけていた。ところがである、相手は意外な隠し玉を持って私のひとかじりを迎え撃ってきた。サルサソースのパンチの強さは、見た目非力そうな若者が実はボクシングの心得があったくらいのインパクトである。「け、結構効いたぜ……、今の一発」、そんな気分である。
でも、やっぱり野菜は野菜、味付けにパンチがあったとしても、お腹に響くにはちょっとだけ力が足りない。私はデザートにフレッシュネスのフライドチキンを食べた次第である。
健康志向が叫ばれて久しいが、たまには身体に良いものを、と考えている人は一度お試しあれ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 フレッシュネスバーガー 新宿御苑店
住所 東京都新宿区新宿2-3-16 ライオンズマンション1階
営業時間 7:00~23:00
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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