私(佐藤)は抹茶が苦手である。それを克服するために、ウェスティンホテルの抹茶デザートブッフェに行った。そこで数多くのスイーツを口にするなかで、飛び抜けてウマい逸品を発見したのである。

それは抹茶とグレープフルーツを合わせた、ちょっと変わった一品だった。これはもしや、抹茶とグレープフルーツの相性はバツグンなのではないか? そう思い、この2つを掛け合せてみることにした。

・意外な組み合わせ

ホテルで食べたスイーツは、「抹茶とグレープフルーツのフラン」という。フランとは、洋風の茶わん蒸しのようなものだ。その抹茶のフランに、たっぷりとグレープフルーツの果肉・果汁をかけたスイーツと遭遇。これが想像を超えるウマさだった。


・いざ、検証!

この2つの食材の掛け合わせを単純に確かめるために、グレープフルーツジュースと粉末の抹茶を購入。グラスに注いだジュースの上から粉末をかけて混ぜ合わせるという段取りだ。


ひとつ困ったのは、グラス1杯のジュースに対して、抹茶をどれだけ入れたら良いのかよくわからない。


きっと皆さんはこう思うかもしれない。「少しずつ粉末をグラスに入れて、味を調節すれば良い」と。


私もそう思う。だが! そういうチマチマしたやり方が私は1番嫌いだ!! やるならドーンと行こうじゃないか。たかが抹茶パウダーだ。思いきり良く大さじ1杯放り込んでやる!!



う~ん……、ちょっと迫力が足りないなあ。


液面が上から見えているのは何となく納得いかなかったので、大さじもう1杯投入してみた


うん、悪くない。グラスのなかに抹茶の山が出来てる。なんかいい、風情がある。


・深く濃く……

これをスプーンで丹念にかき回す。出来るだけ静かにかき回すのがコツだ。知らんけど。


最初は黄緑色をしていた液体だが、次第に色の深さを増して行き、真緑色から深緑色へと変化していく。


もはやその色彩から、それがグレープフルーツジュースであったことが伺えなくなった頃、飲み頃と判断した。


・見立ての甘さ

どれ、さっそく飲んでみよう。苦手な抹茶は飲みやすくなったかな?



ゴワッ!


濃すぎた! さすがに濃すぎたな、これは。ちょっとだけそんな気がしてたけど、100パーセント濃縮還元ジュースだから、抹茶の苦味をしっかり抑え切ると思ったら、甘かった。見立てが甘かった。いつもそうだ、私の人生。見立ての甘さで何度失敗して来たことか(涙)。


・再度チャレンジ

そんな私の良いところは、同じ失敗を繰り返さないところだ(違う失敗は繰り返す)。という訳で、今度は抹茶の量を大幅減。小さじ1杯程度に抑えてグレープフルーツジュースにブレンド。


先ほどよりもはるかに色が浅い。何でも濃い方が良いと考える私からしたら少々物足りない気もするが、その気持ちをグッと堪えて静かに混ぜる。


今度はどうかな? 柔らかい味になったかな? 飲んでみると……


う~ん、マイルド。グレープフルーツジュースにも抹茶同様に苦味がある。その苦味がお互いに混ざり合って、中和されているように感じるのは気のせいだろうか? 味のトゲトゲしさが和らいでいる。


さらに飲みやすくするのは、ガムシロップを少量入れると良さそうだ。もしくは、あらかじめ少量の抹茶をお湯で溶き、グラス半分のグレープフルーツジュースと抹茶を合わせ、さらにソーダ水で割ると清涼感が増すはずである。

この夏は、抹茶 × グレープフルーツジュースのアレンジを楽しんでみてはいかがだろうか? くれぐれも抹茶の入れすぎには注意して欲しい。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24