ロケットニュース24

話題の超小型スピーカー「EWA A106(1999円)」を使ってみたらサイズを超えたサウンドが鳴ってビビった!

2019年5月21日

かつて一世を風靡(ふうび)したミニコンポ。思い返せば “ミニ” という割にはずいぶんデカく、セッティングするのもひと苦労だったが、音が出るまでのワクワク感もデカかった。

今回レビューするのは、あの頃には考えられないほど超小型でセッティングも簡単なBluetoothスピーカー『EWA A106』である。雑誌やネットではサイズの割に高音質で高コスパだと話題だが、果たして本当なのだろうか?

・Amazonでの販売価格は1999円

『EWA A106』はAmazonだと販売価格1999円の商品だ(2019年5月20日時点)。ちなみに「EWA」は中国の深圳市に本社を構える「J.Y.M Electronic Co.,Ltd」が展開するブランドである。

Amazonのダンボールを開けると、超小型スピーカーというだけあってパッケージも想像以上にコンパクトだ。

パッケージの中にはスピーカーのほか、メタルバックルが付いた緑色のキャリーケース、USBケーブル、取扱説明書が入っていた。


スピーカー本体を手に取ってみると……


マジでちいさっ! 指二本でつまめるほど極小である。装備をチェックすると、側面にはボタンが1つとUSBポート、底面には低音を再生するパッシブラジエーターが搭載されていた。

このパッシブラジエーターだが、触るとペコペコしていてスピーカーがフリーズした時のリセットボタンにもなっているところが面白い。

その他、注目すべきは安っぽさを感じさせない本体の造りである。目立つ塗装ムラもなく、音の出口部分の細工も精密で美しい。金属がふんだんに使われているためかズシリと重量感がある点も好印象だ。

・サイズを超えたサウンド

接続はスピーカーの電源を入れて、スマホなどのBluetooth設定画面で「EWA Audio A106」を選択すればOK。さあ、それでは音楽を聴いてみよう。曲を再生すると……うわっ、スゴイ!

こんなに小さなボディーから芯があって繊細な音が出るとは驚きだ。前述の通り、底面にパッシブラジエーターが搭載されているので置く場所によって音質は変わるが、基本的には低音と高音にパワーのあるドンシャリ系のサウンドである。

さらにボリュームをガンガン上げても変に音が割れないところがまたイイ感じ。続いて、筒型コンパクトスピーカーのロングセラー商品『Anker SoundCore mini』と音質を比較してみることにした。EWAの方が明らかに小さいが音質の差はいかに! 聴き比べると……

Ankerの方が中音域に厚みがあってバランスは良いが、EWAの音もパワフルで大健闘! サイズを超えたサウンドをしっかりと感じ取ることができたゾ。

・コンパクトなBluetoothスピーカーを探している方に断然オススメ

ひとつ注意しなければいけないのは、本体が非防水である点だ。Amazonの商品ページには “風呂用” と書いてあるが、付属のキャリングケースもスピーカー部分に穴が空いているうえにジッパー周辺も布なので、水濡れには十分用心した方が良いだろう。

なお、充電については500mAhのバッテリーが内蔵されており、音量50%で8時間の連続再生が可能とのこと。オーディオ入力ポート、マイク、ボリューム調整ボタンなどは非搭載だが、Bluetooth接続で音楽を聴くだけなら問題は無さそうだ。

というわけで、この『EWA A106』はコンパクトなBluetoothスピーカーを探している方に断然オススメである。以上、スピーカー選びの参考になれば幸いだ。

参考リンク:Amazon「EWA A106 ポータブル ミニ ワイヤレス Bluetooth スピーカー 」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

モバイルバージョンを終了