島根県西部・益田市にある「萩・石見空港」は、ANA便が東京・羽田から1日2往復するのみのローカル空港だ。先日、日本海沿いにひたすら伸びている国道9号線を車で運転中に看板を発見。とくに、というか全く用事は無かったが、チラッと寄ってみたら衝撃の事実を知ることに……。
実はこちらの空港、知名度アップを図るために様々なプロジェクトを立ち上げていて、そのうちの1つが空港内でミツバチを育てる「ミツバチプロジェクト」なのだとか……マジかよ。しかも採取されるハチミツが超・超人気らしく、実際に味わってみたらマジで衝撃。プーさんがジョッキで一気飲みするレベルの美味しさだったので報告したい。
・お土産コーナーでは完売
今回、記者は石見空港の特徴を探るべく、最初に向かった『エアポートショップ萩・石見』内で「空港はちみつ」の存在を知った。空港限定商品や地域の特産物を軽くチェックしておこうと立ち寄ってみたところ……
“「空港はちみつ」完売いたしました”
──と書かれたパネルを発見。そして「もう絶対に売ってませんから!」と言わんばかりに、完売ステッカー貼りまくり。完売 & 完売 & 完売らしい。完売の嵐を目の当たりにして震えが……。気になる、「空港はちみつ」が気になるゾォォオオオ! となった次第だ。
・『キッチンそらら』へ
このままでは帰れない。ターゲットを「空港はちみつ」に絞り、空港内唯一のレストラン『キッチンそらら』へ。
おそらくここなら……という予想は的中! ありました、「空港はちみつ」を使用している「4種のチーズピザ(1000円)」がありましたアアアアー!
・ハニーオブザイヤー2017受賞
秒速で食券を購入して窓側座席を確保。目の前が駐機場でとても開放的である。飛行機好きにはたまらない景色だ。しかもタイミング良く飛行機が滑走した……と思ったが、1番大事な “飛び立つ瞬間” は席から見ることができず。残念……だがOK。ピザを待とう。
待つこと7~8分、とうとうお目当てのチーズピザが完成した。パルメザン・モッツァレラ・ゴルゴンゾーラ・ゴーダの4種類チーズを贅沢に乗せ、石見空港の主役「空港はちみつ」は別添えで登場。 “お好みで” なのか “そのままで” なのか……まあどちらでもOKだろう。
ちなみに、待っている間に調べたのだが……「空港はちみつ」は、はちみつマイスター & はちみつ好きが最も美味しいはちみつを選ぶ “第3回ハニーオブザイヤー” なる大会で、最優秀賞・来場者特別賞をダブル受賞したらしい。期待値が高まり過ぎて死にそうなんですけど。
では、はちみつを垂らしてからパクリと食べてみると……き、き、奇跡。ピリッと塩気のあるピザに清涼感のある新鮮な「空港はちみつ」がめちゃめちゃ合う! てか、ハチミツうっめえええええ! 香り豊かで爽やかな後味だから、そのままでもイケるかも。プーさんならジョッキで一気飲みするに違いない。
・空港養蜂
なんでも「空港養蜂」は、ヨーロッパを中心に広がりを見せているらしい。というのも、空港周辺は広範囲に未利用地があり、近隣に住宅がないため養蜂に適しているからなのだとか。ただ、アジアでは石見空港が初の試みらしいぞ。美味しいうえに勉強になりました。大満足。
また、石見空港はハチミツ以外にも「滑走路で記念撮影」や「滑走路マラソン」等のイベントも人気とのこと。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。記者もチャンスがあれば滑走路で記念撮影をしたいと思っているぞ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 キッチンそらら
住所 島根県益田市内田町イ597(萩・石見空港2F)
時間 11:00~17:30
休日 空港に準ずる
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼駐機場が目の前でテンションが上がりました
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