小学生低学年以下の子どもたちに、絶大な支持を得ているものがある。それは「うんこ」だ。楽天ブックスの2017年上半期の売り上げランキングの1~3位を、うんこ漢字ドリル(小学生1~3年)が独占したのは記憶に新しい。さて、そんなうんこを存分に堪能できるミュージアムが神奈川・横浜市にオープンした。

その名もズバリ! 「うんこミュージアム」である。オープン初日の2019年3月15日に会場に行ってみると……、まさかの最後尾40分待ち! みんなうんこ好きすぎだろッ!!

・横浜アソビル

会場は横浜駅東口、横浜中央郵便局の隣に位置している「アソビル:ASOBUILD」だ。元横浜中央郵便局別館をリノベーションし、スポーツコミュニティやキッズパーク、ハンドメイド体験や飲食店を備えた新しい複合体験型エンターテイメント施設である。



・入場料金は?

ミュージアムは2階「ALE-BOX (エールボックス)」、7月15日までの期間限定でオープンしている。チケットはオンライン(公式サイト・イープラス)で事前に購入するか、もしくは1階のチケット販売で購入することになる。なお、当日券は売り切れの場合があるので、注意して欲しい。

料金は小学生未満は無料、小学生は900円、中学生以上は1600円となっている。地味に高い……。うんこなのに。


・最後尾40分待ち

入場は10時・14時・17時の時間制になっていたが、11時にチケットを購入すると、10時の回で入場することになった。そんなに混み合っていないのか? と思ったら……。


結構並んでる。最後尾は最大40分待ちとのこと。平日昼間だというのに、みんなうんこ好きだな。


・それぞれのマキグソ

入場は1回12人ずつ。入るとスタッフがミュージアムについて簡単な説明を行い、全員で「うんこ~!」とナゾの絶叫を行う。私(佐藤)は45歳にもなって、子どもたちと一緒に「うんこ~!」と叫ぶことになるとは思わなかった。人生、何があるかわからないものだ……。

入ったすぐのところに6つの便座が用意されている。ここに座ってまずは記念撮影。


連れがいない私は、便座に座る自分の姿を自撮りしてみた。私は普段、こんな感じでうんこしてるぞ。


座っていた便座を見ると、そこには愛らしい “マキグソ” が


来場者は全員、このマキグソを手に中へと進んでいく。これはいわば入場証のようなもので、同時にここに来た誰もが同じうんこでつながった仲間であることも意味している。


そうだ、人間を含む数多くの生物がうんこをする。このうんこは、ミュージアムに訪れた人々をつなぐ証であるだけでなく、生きていることを示すひとつの標(しるべ)なのかもしれない。うんこはなんて尊いんだ!


・ウンコ・ボルケーノが爆発!

ミュージアムのド真ん中には、ボールプールがあり、巨大なうんこが鎮座している。「ウンコ・ボルケーノ」と名付けられた物体は、ただのデカいうんこではない。

突然カウントダウンが始まったと思ったら、爆発するのだ!


爆発といってもうんこが飛び散る訳ではなく、てっぺんからボールが飛び出してくる!! 子どもたち大歓喜の瞬間である。


・ナゾのインビジブルうんこ

このほか、ミュージアムには「フライングうんこ」「愛のうんこルーム」「うんこシャウト」「ぷりぷりギャラリー」「クソゲーコーナー」など、魅惑の品々が展示されている。ぜひともその目で見て欲しい。

なかでも私が衝撃を受けたのが、「インビジブルうんこ」だ。


インビジブル、つまり見えない うんこ ということらしい。床の一部に、 “うんこの感触” を再現しているということだが。私はその場所を発見することができなかった。さすが見えないうんこだけある……。


・グッズも充実

出口ではグッズを販売しているので、ここでしか買うことのできないうんこグッズをゲットして欲しい。


会場を出て入口の様子を見てみると、入場待ちの列が長くなっているかと思ったら、すでに解消されていた。


どうやら混雑は、曜日や時間帯によって異なる可能性がある。どうしても行ってみたいという人は、平日の午後が狙い目かもしれないぞ。


・イベント概要

名称 うんこミュージアム
会場 横浜アソビル2階「ALE-BOX」(神奈川県横浜市西区高島2丁目14−9)
期間 2019年3月15日~7月15日
営業時間 月〜木11:00~20:00 / 金土日・祝前・祝日10:00~21:00
定休日 不定休

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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