写真でモノのサイズを分かりやすく伝えるのは、なかなか難しい。とくに大きいものは、比較物がないと伝わりづらい場合がある。数年前ならスマホと比較すればそこそこサイズ感を伝えることができたのだが、近年はスマホの大型化が進むと共に、メーカーによってサイズが異なっているので、スマホ基準ではわかりにくくなった。
今回紹介するビッグテキサスカレーも、その大きさを伝え辛い。というのも、器がデカすぎるからだ。パッと見た印象は普通サイズのカレーのように見えるのだが、器がデカく、その分、量も多い。だが、価格は一般的。つまり超ボリュームのカレーをリーズナブルに味わうことができるのである!
・早稲田から移転
このお店は東京・早稲田で営業していたのだが、2018年10月末に新宿御苑に移転してきたという。さらにさかのぼると、店主は2005年からJR大森駅構内に立ち飲み屋を経営しており、カレーだけのお店を作って欲しいという客の要望に応えて、ビッグテキサスカレーを誕生させたのだとか。
その店名は、店主が米テキサス州ヒューストンの大学に5年間留学していた経験に由来しているらしい。
・「シェフのまかないライスDX」を注文
メニューを見ると、看板メニューは「クレイジーチキンカツカレー」(880円)と、ご飯を覆うようにローストビーフが盛られた「ビッグテキサスカレー」(1080円)のようだ。値段は一般的だろうか。これらをベースにトッピングを追加したり、辛さを増したりするのがお店の楽しみ方のようである。
何を食べようか迷っていると、「シェフのまかないライスDX」というのが目に留まった。カレーとナポリタン、エビフライにチキンカツ。大人のお子様ランチといったところだろうか。これをオーダーすることにした。価格については後述しよう。
ちなみにこのメニュ-は14時からの提供となっている。
・たらいのようなデカい器
しばらく待っていると、トンでもないサイズのカレーが来た! なんじゃこりゃーーーッ!!
と言っても、写真ではいまいちサイズ感をわかってもらえないような気がする。なんならご飯が少ないとさえ見えるかもしれないが、実際はこうだ。私を比較対象に入れるとよくわかると思う。
“たらい” のようなサイズの器なのである……。器がデカい! そしてカレーの量も多いッ!!
食後に器を持たせて頂いたら、直径40センチと判明。そんなカレー皿、ある? 特注なのだとか。
・推定総重量800グラム越え
トッピングはチキンカツが1枚とエビフライが2尾。
多めのナポリタンにカレーライスだ。とにかく器がデカすぎて、見た目ではその量を推し量ることが難しい。めっちゃ量があるのに、少なく見えてしまうからだ。実際に食べた感覚では、総量800~900グラムといったところだろうか。大食漢なら平気かもしれないが、あまり大食いの経験がない人は、注文時に注意して欲しい。
・ホテルに30年勤めたシェフの味
カレーのルウは、さらりとしているのに味は濃厚。あえて例えるなら、金沢カレーのような濃さがあるのだが、口当たりは大変滑らかだ。野菜の甘味と果物の酸味を感じさせる、華やかな仕上がりになっている。
チキンカツは衣が薄く、サックリとした歯ごたえ。濃いルウとの相性がバツグンに良い。
トッピングのエビフライも、付け合わせのナポリタンも絶品。ここの料理長はホテルでに30年間勤めた筋金入りのシェフ。何を食っても美味いのは当然である。
量の多さに面食らってしまったが、ひとつひとつが美味しく、最後まで飽きずに食べ切ることができた。
・値段に驚愕!
大変満足のいくカレーだったと言っていいだろう。帰る前から、また来ようと心に誓った。さて、気になるのは、この超ボリュームのカレーの値段。それがなんと……!
↓
↓
↓
↓
↓
1280円!!!!
このボリュームと味で、1280円は安い! 倍でもおかしくない。むしろ普通だ! 大変お得で食い応えのあるメニューだが、繰り返しお伝えしておく。14時以降オーダー可能なので、その点、注意して欲しい。それから完食する自信がない人は、ムリに注文しないように気をつけてくれよな!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ビッグテキサスカレー
住所 東京都新宿区新宿1丁目31-3
営業時間 11:00〜15:00 / 17:00〜22:00
定休日 日・祝
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24