次から次へとキラリと光る才能を持つ新星が現れている日本の卓球界。2020年の東京オリンピックへ向けて視界は良好で、これまで盤石だった卓球王国・中国の地位も崩れようとしている。

チョレイの張本智和選手がそうであるように、今の卓球界は「高速卓球」がトレンド。いかに前でボールをさばくか。後方でのプレーは「オールドスタイル」とも言われるようになった……のだが、その中に軌道を予測できない魔球を繰り出す人物がいた。

・卓球界の有名人

彼の名前はアダム・ボブロウさん。ITTF(国際卓球連盟)ワールドという番組のコメンテーター兼プロモーターを務めている。これまで日本人選手との共演も数多く、卓球ファンならご存じの人も多いのではないだろうか。

そんな彼が、先日YouTubeに公開した動画「Enter the Snake: Twist of Fury」でスゴいショットを披露した。パッと見、各国の選手と普通のラリーをしているように見えるが、すくい上げるようにして打ち返すと……な、なんじゃこりゃあ!

・ナックルのような魔球

まるで野球のナックルボールとでも言おうか。そう、打ち返したボールは一度バウンドしたら予測不能な軌道を描くのである。この魔球に選手たちは振り回されっぱなし。高い反射神経を持ってしても追いつけていない。

これがガチンコ勝負だったら簡単に放てないだろうが、誰もが簡単に真似できるテクニックではない。動画の再生時間は3分弱。自分ごと回転して魔球を放つなど、楽しそうにプレーする彼の姿も見ていて楽しいので必見だ。

参照元:YouTube、Instagram @adambobrow
執筆:原田たかし