これはウマいなぁ。これまで数々の冷凍食品を食べてきたが、久しぶりに震えるくらいウマい商品に出会うことができた。まさかの……というと失礼だが、トップバリュの「カオガパオ」がそうだ。

お値段429円(スーパーで購入)。トップバリュといえば安い商品が揃っているイメージ。しかも、冷食で400円オーバーのものはそこそこ高いので敬遠してしまいがちになる……ところではあるのだが、買って食べてみたら最高以外なにものでもなかった。この味なら429円でも安い!

・商品の詳細

まずはカオガパオのスペックを簡単に紹介しておこう。内容量は335gとノーマルタイプ。多くもなく、少なくもなくといったところだ。んで、袋から取り出してみると……これまた普通とは普通である。

そして調理もシンプル。そのままレンジに放り込んで加熱するだけと、なんら難しいことはなかった。これなら普段から料理をしない人でも簡単に作れるし、食べ終わったら容器をそのままポイできるのも嬉しい。とまぁ、ここまでは「ちょっぴりありがたいけど、よくある即席商品」なのだが……!!

・冷食史上最高レベルのウマさ

マジでウマいとしか言いようがないから気に入った。米は細長い「タイ米」。しかも、肉がたっぷりで濃いめの味と相性もいいからバクバク食べてしまう。バジルの爽やかな香りと魚醤、オイスターソースのコク深い味わい……と袋に書いてある文言は正直疑っていたものの、まさにその通りの一品だった。

しかも、同商品はまだまだウマいポイントがあって、一気にたたみかけてきたからたまらない。最初から入っている半熟タマゴを崩してみると、トロッとした黄身が溢れ出す。こうなったら至福の世界が広がるのは必然……!

まぁ、本場タイの味を知らないので現地とどう違うのかまでは分からないが、絶品なのは間違いない。程よいエスニック感に食感、どれをとっても冷食史上最高レベルでウマかった。よほどエスニック系が苦手じゃない限り、誰でも大丈夫だろう。

・辛口と思いきや……

1つだけ気になった点をあげるならば、辛さが「大辛」よりの「辛口」に設定されていたこと。個人的に辛いものが得意じゃないので、おそるおそる口に運んだ。冬だから辛いものが欲しいけど汗ダラダラはイヤだなぁ。そう思いきや……

スイスイ食べることができたし、辛さはそうでもなかった。大辛よりのわりに抑えられていたイメージなので多くの人が楽しめるはず。逆に考えたら辛さが物足りない人もいるかもしれないが、そこは香辛料などを用意しておくといいだろう。とにかくこれはリピあり。胸を張ってオススメできる一品だった。

参考リンク:トップバリュ「カオガパオ」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
★こちらもどうぞ → シリーズ「冷凍食品検証」

▼栄養成分はこんな感じ

▼タイ米がまたイケる