CGのキャラを使って動画投稿を行うVTuber(バーチャルユーチューバー)。2018年には第一人者とも言えるキズナアイさんがNHKに出演するなど、ネットから飛び出す活躍を見せた。勢いが止まらねェェェエエエ! と、思いきや、地上では全く受け入れられていないもよう。
・総力戦の地上進出
前述の通り、勢いのあった昨年2018年のVTuberたち。勢いそのままに2019年1月9日からTOKYO MXなどで放送を開始したのが、総勢30名超のVTuberが出演するTVアニメ『バーチャルさんはみている』である。
キズナアイさんが主題歌を担当し、ミライアカリさんなど有名VTuberが集結したこのアニメ。勢いに乗って、まさに総力戦の地上波テレビ進出と言えるだろう。だがしかし、6話まで放送された2019年2月18日現在のAmazonレビューには以下のような声が。
・カスタマーレビューのコメント
「Vtuberに台本持たせたらただの素人声優」
「平成最後に現れた正真正銘のクソアニメ」
「近年稀に見る最悪を見ました」
「VTuberの黒歴史」
「低品質」
「隙のないクソさ」
「これはひどいです・・・」
「どこをとってもつまらない」
「これは地上波で流せるレベルではない。間違いなく今年1番のクソアニメです」
──低評価の嵐。星1つや2つが73%を占めている。中にはファンから「見ているこっちが恥ずかしい」との低評価コメントも。さらに、星5つと高評価をつけているコメントでも「Vチューバーを使ったクソ茶番の寄せ集め」という厳しい声が飛んでいる状況だ。
実際に見てみたところ、オムニバス形式で様々なVTuberがグループトークをするような構成。ストーリー性はほぼなく、背景で不条理なことが起きたりしてVTuberが反応を返すような形である。
ラジオ的雰囲気でフリートークのようなものが展開されるところは『てさぐれ!部活もの』の雰囲気も感じたが、結構噛むのとキャラありきの内輪ネタが多いため、VTuberのことを何も知らない私は30分が長かった。声優ってやっぱり凄い。
まあ、そんな私の個人的な感想は置いておくとしても、記念すべき地上進出である本作。VTuberたちの2019年はさらなる飛躍の年となるか? 注目である。