悲しいことに、いわゆる「クレーマー」にまつわる事件が後を絶たない。例えば客が店員に腹を立て「謝罪しろ!」「誠意を見せろ!」と要求し、ひどい時には土下座を強要するケースまである。そもそもこの「謝罪しろ!」は正しい要求なのだろうか?

考えてもみて欲しい。例えば客と店員の関係であった場合、店員に落ち度があったとしたら即座に謝罪は済まされているハズだ。その上でさらなる謝罪を求めるということは……? 今回はこの違和感をスッキリ明快にしてくれる “心理学漫画” をご紹介しよう。

・2017年に公開された作品

漫画を公開したのは「ゆうスキンクリニック」のゆうきゆう(@sinrinet)先生である。精神科医でもあるゆうきゆう先生はこれまで多くの心理学漫画を公開しており、その中の1つが2017年に公開された「謝罪しろという言葉を聞くたびにずっと抱いていた違和感」である。

今からおよそ1年半前に公開された漫画ではあるものの、そのテーマやわかりやすさは鮮度を失うことなく、つい最近も再びTwitterで話題となった。逆に考えると、この1年半でもクレーマーの質は大して変わっていないのかもしれない。

さて、クレーマーはなぜ謝罪を要求するのだろうか? 店員と客だった場合、おそらく根本には「歪んだ “お客様は神様です” の精神」があるのだろう。簡単に言えば「客なんだから何をしてもイイ」という身勝手な思い込みである。

だがしかし、数年前に有吉弘行さんが「お客様は神様です……って客が言うなバカ」と言っていたように、お客様が自分で神様だと思うのは違うのではなかろうか? その名言と同じくらい、今回ご紹介する漫画もわかりみが深い。果たして精神科医がいう違和感の理由とは? 詳細はご自身の目でご確認いただきたい。


なお、ゆうきゆう先生の作品は単行本「マンガで分かる心療内科」でも読めるから、興味がある人はぜひチェックして欲しい。Twitterで公開されているその他の漫画も秀逸なので、併せて目を通してみよう。

参照元:Twitter @sinrinet
マンガ:ゆうきゆう , used with permission.
執筆:P.K.サンジュン

▼Twitterはこちら。わかる。

▼その他の作品も秀逸だ。