最初に言っておきたいが、私はここでマクドナルド愛をぶちまけたいワケではない。また逆に、マクドナルドを攻撃するつもりもない。先に要点を書いてしまうと、「周囲の評判とか自分の中の思い込みを無視して食べてみると、“これウマ!” ってなることがあるかもよ」ってことだ。
だから、何もマクドナルドに限った話ではない。ケンタッキーフライドチキンを苦手だと思っている人にとってはケンタッキーだし、吉野家に対してネガティブな印象を抱いている人なら吉野家だろう。あくまでも、私にとって “それ” がマクドナルドだったというだけの話である。
よく考えるまでもなく、マクドナルドにはファンが多い一方で、アンチも多い。まあ、ジャンクフードを扱っているのだからアンチが一定数いるのは仕方がない……が! それを差し引いても、数年前のマクドナルドへの逆風は凄まじいものがあったように思う。
たしか不祥事もあったりして、私の中では「マクド=何をしても炎上する企業」という印象さえあったほどだ。
・マクドナルドからグルメバーガーへ
ちょうどその頃だろうか。私はマクドナルドを一切食べなくなった。はっきりとした理由があるわけではないが、「なんとなく、周囲で誰もマクドナルドを食べてないし」というところが大きかったように思う。
やがてしばらくするとグルメバーガーのウマさに気づき、ますますマクドナルドへは行かなくなった。だって、味なら明らかにグルメバーガーの方が美味しいでしょう?
今でもその気持ちは変わらないのだが、つい先日、Uber Eats にハマったことがきっかけで、ふとマクドナルドを注文してみると……
あれ?
思ってたよりウマい……!?
久しぶりだから?
その可能性はある!
っていうか、久しぶりだからだろう
〜2日後〜
またマクドを頼んでしまったけど……
やっぱりウマいやん!
味ならグルメバーガーの方がウマいものの……
グルメバーガーが1つ1000円を超えることを考えたら……
マクド全然アリ!
むしろお財布的にはありがたい!!
──という感じで、今では1カ月に4〜5回マクドナルドを食べるようになってしまったのである。
とはいえ! 「久しぶりにマクドナルド食べたらうまくてハマった」というのはあくまで私個人の体験。「何十年ぶりでも絶対に無理」という人だっていることだろうし、そのような人に無理にオススメするつもりは一切ない。
ただ、「周りで食べている人がいないから」という形の “食わず嫌い” もあるってだけの話。自分で気づかないこともあるんだから……ちょっと怖いよね。
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.