オーダーカットのステーキチェーン『いきなり!ステーキ』が飲食業界にもたらした影響はあまりに大きい。ステーキをファストフード化したことはもちろんのこと、おひとり様向けの食事の在り方を根本から変えたといって良いだろう。

そんななか、高級焼肉店『KINTAN』などを運営するダイニングイノベーションは、東京・新橋に手軽に焼肉を食べられる『焼肉ライク』を2018年8月にオープンした。そして新橋店に続いて、11月29日には西新宿に新宿西口店をオープン。実際に行ってみたところ、これは焼肉のファストフード化が加速しそうな予感

・新宿西口店はあまり知られていない?

新橋店は開店当初、オープン記念価格で焼肉を提供していたこともあり、入店待ちの長い列ができていた。ひょっとして新宿西口店も行列か? と思いきや、まだまだ知られていないらしく、スムーズに入店することができた。

席に着くと、焼肉に集中できる席のつくりをしている。1人1台の無煙ロースターだ。


卓上にはタレが6種常備してあり、これを自分好みにアレンジするのだとか。


実はこのお店の席は、新橋店と異なる点が2つある。1つは、席にウォーターサーバーが設置されていること。そしてもう1つは、タッチパネルで注文ができることだ。


ちなみにメニューの「サービス」をみると、網の交換が30円。無料じゃないんだ……


箸と紙おしぼりは引き出しに入っている。


・焼き加減に注意

今回注文したのは、うす切りカルビセット300グラム(1190円)、スープとキムチ付き。注文時にご飯の量を選ぶことができる。今回はご飯少なめでお願いした。それにサイドメニューでミニチョレギサラダ(280円)を付けた。



肉を焼くにあたって、1つ注意点がある。ロースターは肉が出てくるより前に着火するのだが、焼く段階で火加減を「中」くらいにしておいた方が良さそうだ。


というのも、火力強めなので、「強」にしていると肉を焼いた時にすぐに焦げ付いてしまう


中くらいから焼き始めて、様子を見ながら火加減を調整すると良いだろう。


・仕組みも雰囲気もいい!

実際に利用してみたところ、誰に気兼ねすることもなく、焼肉に没頭できるのが非常に良い! しかも、まるで一蘭の味集中カウンターのように、焼肉に全神経を注ぐことができる。なおかつ! 無骨な男臭い店舗ではなく、ハンバーガーチェーンやカフェを思わせるようなカジュアルな店構え。女性が1人で入ってもまったく違和感がない


とはいえ、焼くのは自分。食べるのも自分。うかつに焼き過ぎると、肉が取り皿で渋滞を起こすので、ペース配分に気を付けよう。


シメは当然焼肉丼だ。なお、肉は50グラム単位でカスタマイズできる。単品注文も可能なので、慣れてきたら自分好みのセットを開発するのもアリかも。


今後、このお店のようなファスト焼肉のお店が増えそうだ。2019年はファスト焼肉元年になるのかも?


・今回訪問した店舗の情報

店名 焼肉ライク 新宿西口店
住所 東京都新宿区西新宿7-11-17 ブレステン西新宿1F
営業時間 11:00~23:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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