日本で一番有名と言っても過言ではない高級焼肉店「叙々苑」。もちろん私(あひるねこ)は生まれてこの方ノー叙々苑だったが、先日ついにファースト叙々苑を果たし、2500円の豪華なランチを食べることに成功した。しかも上司の金で。
その際、初めて食べた『叙々苑サラダ』の衝撃的なウマさに、思わず肉を焼く前に帰りそうになったのは前回の記事でお伝えした通り。ところが。聞いた話によると叙々苑には、「游玄亭」なるさらにワンランク上の店があるというのだ。こりゃあ……行くっきゃねぇ。
・游玄亭に行きたい
「叙々苑グループの最高峰」。游玄亭について、叙々苑のサイトにはそう書かれている。叙々苑を超える叙々苑……おそらくスーパーサイヤ人2みたいなものだろう。相手にとって不足なし。
というわけで、前回私に叙々苑ランチをゴチしてくれた上司、Yoshioに声を掛けてみた。Yoshioさん、游玄亭って知ってます?
「うん、知ってるけど」
さすが! なんか叙々苑よりもヤバイらしいんですが、行ったことあります?
「いや、游玄亭はないねぇ……」
やや! なんてグ~ッドタイミングだ!! Yoshioさん、ちょっと游玄亭に行ってみませんか? 僕ぁ游玄亭に行ってみたいなぁ。
「いでえええ! 痛ててて~!!
タ、タイムだ! 腹が痛い!!」
ミスターサタンかよ。ベタな言い訳でやんわり断られてしまった。仕方ないから一人で行くか。てなわけでやって来た「游玄亭 新宿」は、歌舞伎町のど真ん中に建っている予想以上に大きな店だ。なんと地下1階から6階まであるらしいぞ。デパートかな?
・入ってみた
場所が場所だけに、焼肉屋というより夜のお高い店みたいな雰囲気である。入るのを少々ためらいつつ、意を決していざ入店。たのもーッ!
「いらっしゃいませ」
次の瞬間、どういうわけか私の脳は大いにバグッていた。あれ……? ここ、焼肉屋……だよな? 自動ドアをくぐるとそこには、エントランス的なゆったりした空間が広がっていたのだ。
・高級感ハンパない
左奥にはレジカウンターというより、ホテルのフロントのような立派な受付。黒いソファー。ワインセラー。あとなんか、木? みたいのが生えている。いや木て。何なんだよこれ。游玄亭て一体何なんだよ!
すると今度は、着物姿の女性が出てきて「お一人様ですか?」と席まで案内されることに。反射的に「大丈夫です、金は持ってきました」と言いそうになったが、この後さらなる驚きが私を待っていた。
客席に行く途中、私の目に飛び込んできたもの。それはなんと……。
巨大な滝……!
うわーーーッ! 滝だァァァァアア!! 焼肉屋の中に滝があるぞーーーッ! それもちょっとした飾りなどではなく、遊園地のアトラクションみたいなガチの滝である。いやGACKTやん! 室内に滝があるとか、GACKTんちやん!! そうか、游玄亭ってGACKTの家だったのか(白目)。
・叙々苑と同じ?
錯乱していると、4人掛けの立派な席に通されたでござる。よーし、ランチを注文すっぞ。メニューを見ると、一番安い『肩ロース焼きランチ』でも税込2900円。でもカルビ食べたいし……うおおおおこうなったら、3500円の『焼肉ランチA』いったれ!
こうして運ばれた游玄亭ランチは、肉は違えどパッと見は前に食べた叙々苑ランチと変わらない。というか、叙々苑の『焼肉ランチA』と値段も内容もほぼ一緒のようだ。マジかよ。
とりあえず、前回衝撃を受けた『叙々苑サラダ』を食べてみるも……。
味は同じ。相変わらずウマい、ウマすぎる! いっそのこと『神々のサラダ』に改名すべきではないか。これさえあれば、もはや肉すらいらない。サラダだけの『神々のサラダ定食』で十分だ。あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙! しゅごいしゅごいしゅごいーーーーーーーーーー!!
気付いたらなくなっていた。
・肉がヤバイ
またしてもサラダで満足して帰りそうになったが、今回のランチは肉もスゴイぞ。はいドン!
『焼肉ランチA』はカルビ焼、赤身ロース焼、エビ焼がセットになっていてワクワクが止まらぬ。表記的には叙々苑とまったく一緒ではあるのだが……。
見てくれこのカルビ、どう間違ってもヤベエよ……。
網に載せたらじっくり焼いて……
タレに付けたら……
あぁむ!
Oh……何これ……超ウマい……(小声)。これが普通のカルビだなんて、上カルビは一体どうなっちまうんだ?
・違いはあるのか?
マッハで完食してしまったが、叙々苑と游玄亭との違いを探るには、私はまだまだ経験不足なのかもしれない。なので、もうちょっと通ってみる必要があるのではないか。ただ一点。店内の高級感に関しては、今回訪れた「游玄亭 新宿」の方が圧倒的に上だ。これは間違いない。
・また行きたい
私が食べた『焼肉ランチA』は2店で共通したメニューとなっており、表記上は値段も内容も一緒。よって、もしこのランチを頼むなら游玄亭に行った方が絶対いいだろう。なんせ滝があるからな。6000円の『焼肉ランチC』も気になるし、ミスターサタンことYoshioには、今後もしつこく声を掛けようと思う。