やよい軒の『しょうが鍋定食』にハマった。連日、そればっかり食っている。昨日も今日も『しょうが鍋定食』。そろそろ飽きたかなって頃に、同じくやよい軒の『チゲ定食』と『すき焼き定食』で変化をつけつつ〜の、『しょうが鍋定食』に戻り〜の……という毎日を送っていたら、他店の鍋をなかなか食えなくなっていた。
「チェーン店の1人鍋ぜんぶ食う」って企画なのに大変申し訳ないと思うと同時に、「『しょうが鍋定食』が最強すぎるから仕方ない」という開き直りにも似た気持ちが日に日に強くなっている今日この頃。こうなってしまった原因は、考えるまでもなく……
・完璧なるハーモニー
以前の記事で、私は「鍋とは全体の調和。すなわちハーモニー」だと書いた。そういう意味で完璧なるハーモニーを見せてくれるのが、やよい軒の『しょうが鍋定食』である。
しょうがの効きが絶妙で、豚肉、ネギ、白菜などがどれも見事に調和している……というだけではない。鍋の外にも注目だ。
「アジフライ」が鎮座していることに気づくだろう。このアジフライの存在があるからこそ、『しょうが鍋定食』は特別なものに……具体的に言えば、ご飯をバリバリおかわりできる『しょうが鍋定食』と化している。
つまるところ、『しょうが鍋定食』は定食全体としてのハーモニーが完璧なのだ。
・アジフライに感じる心遣い
ここで考えて欲しい。過去にも何度か書いたが、やよい軒はご飯のおかわり自由である。そのお店が、ご飯ススみみまくりのアジフライをわざわざ鍋の脇役として付けてくる意味を。
これはつまり、「鍋も楽しんでほしいけど、ごはんも一杯食べて欲しいなあ。しょうが鍋じゃご飯食べにくいやろから、アジフライ付けとくで」というお店側からの細やかな心配りに他ならない。……たぶん。
そんな『しょうが鍋定食』が税込890円というのは1つの奇跡。私が、リピしまくるのも納得していただけるのではないかと思う。というわけで、「チェーン店の1人鍋ぜんぶ食う」企画で最強だったのは、やよい軒の『しょうが鍋定食』に決定〜!
と思ったら!
実は先日、やよい軒の『しょうが鍋定食』を超えるコスパの鍋に出会ってしまったのである。あれは……ビビった。その鍋については、近日中にお伝えしよう。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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