2018年12月、第35回となる『ユーキャン新語・流行語大賞』が発表された。年間大賞には「そだねー」が選出され、その他「eスポーツ」「(大迫)半端ないって」……などなど、どれも今年を象徴する言葉ばかりの入選となっている……と言いたいところだが。
毎年思うことだが「なにそれ?」「聞いたことない」という言葉が今年も入選している。例えば「ご飯論法」「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と聞いて、あなたはピンとくるだろうか?
・ノミネートは30種類
『ユーキャン新語・流行語大賞』は、毎回あらかじめノミネートされた言葉から選出される。まずは2018年にノミネートされた、30の言葉をご覧いただきたい。
あおり運転 ・ 悪質タックル ・ eスポーツ ・ (大迫)半端ないって ・ おっさんずラブ ・ GAFA(ガーファ) ・ 仮想通貨 / ダークウェブ ・ 金足農旋風 ・ カメ止め ・ 君たちはどう生きるか ・ 筋肉は裏切らない ・ グレイヘア ・ 計画運休 ・ 高プロ(高度プロフェッショナル制度) ・ ご飯論法 ・ 災害級の暑さ ・ 時短ハラスメント(ジタハラ) ・ 首相案件 ・ 翔タイム ・ スーパーボランティア ・ そだねー ・ ダサかっこいい / U.S.A ・ Tik Tok ・ なおみ節 ・奈良判定・ ひょっこりはん ・ ブラックアウト ・ ボーっと生きてんじゃねえよ! ・ #MeToo ・ もぐもぐタイム
当然ながらほとんどは聞き馴染みのある言葉となっているが、中には「なんだそれ?」という言葉もなくはない。1日中インターネットにへばりついているネット記者が知らないのだ、一般の方の場合、さらに聞いたことがない確率が高まるのではなかろうか?
さて、上記の中からTOP10に選出されたのは以下のとおりである。順位はなく、年間大賞だけが1位となっている。
・第35回ユーキャン新語・流行語大賞
・そだねー(年間大賞)
・eスポーツ
・(大迫)半端ないって
・おっさんずラブ
・ご飯論法
・災害級の暑さ
・スーパーボランティア
・奈良判定
・ボーっと生きてんじゃねーよ!
・#MeToo
不勉強でお恥ずかしい限りだが、記者は「ご飯論法」も「災害級の暑さ」も「ボーっと生きてんじゃねーよ!」も知らなかった。説明を聞けば「ああ、そんなこともあったっけ」と思い出すが、『新語・流行語大賞」とは、単語を聞いただけでその年や出来事がハッキリわかるものにすべきではなかろうか?
そういう意味では「悪質タックル」や「カメラを止めるな」「U.S.A.」などの方が、流行語大賞にふさわしいように思えなくもない。ユーキャンのホームページには「新語・流行語とは」の項目に以下のよう記されている。
「軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた言葉」
申し訳ないが「ご飯論法」にも「災害級の暑さ」にも「ボーっと生きてんじゃねーよ!」にも、個人的には目も口も耳も賑わされなかった──。というか、来年「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と聞いて、何のことかわかる人がどれくらいいるのだろう?
とはいえ、きっと世の中には「ご飯論法」や「災害級の暑さ」や「ボーっと生きてんじゃねーよ!」を毎日のように使っていた人もいるに違いない。ちなみに、個人的に1番わからなかった「ボーっと生きてんじゃねーよ!」は、NHKの「チコちゃんに叱られる!」という番組から派生した言葉だそうだ。
参照元:ユーキャン新語・流行語大賞
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ちなみに当初、道民は「そだねー」にすら戸惑っていた。