早いもので、2018年ももう終盤。1カ月と半月くらいで年末を迎える。そうなると、ちょっと気になるのが今年の新語流行語大賞だ。振り返ると、いろいろあった1年。今年はどんな言葉がノミネートされたのだろうか?

ユーキャンの「新語・流行語大賞」の公式ページを見ると、今年選ばれた30の言葉が紹介されている。相変わらず、これ流行語? と思うものも少なくないが、1年を象徴する言葉がいくつも並んでいる。

・新語・流行語大賞、2018年のノミネート

「あおり運転 ・ 悪質タックル ・ eスポーツ ・ (大迫)半端ないって ・ おっさんずラブ ・ GAFA(ガーファ) ・ 仮想通貨 / ダークウェブ ・ 金足農旋風 ・ カメ止め ・ 君たちはどう生きるか ・ 筋肉は裏切らない ・ グレイヘア ・ 計画運休 ・ 高プロ(高度プロフェッショナル制度) ・ ご飯論法 ・ 災害級の暑さ ・ 時短ハラスメント(ジタハラ) ・ 首相案件 ・ 翔タイム ・ スーパーボランティア ・ そだねー ・ ダサかっこいい / U.S.A ・ Tik Tok ・ なおみ節 ・奈良判定・ ・ひょっこりはん ・ ブラックアウト ・ ボーっと生きてんじゃねえよ! ・ #MeToo ・ もぐもぐタイム」(新語・流行語大賞公式ページより)


・スポーツにまつわる言葉は続々

今年は、スポーツ選手の活躍がめざましく、スポーツ関連の言葉がいくつもノミネートされている。冬の平昌オリンピックで活躍した、カーリング女子の「そだねー」「もぐもぐタイム」。サッカーワールドカップ、日本代表の大迫選手にまつわる「(大迫)半端ないって 」。高校野球、金足農業高校の「金足農旋風」、メジャーリーグで大活躍した大谷翔平選手の「翔タイム」。そして、女子テニスで大躍進した大坂なおみ選手の「なおみ節」など。

選手の活躍に注目が集まった一方で、指導者のパワハラが告発された1年でもあった。「悪質タックル」「奈良判定」は、その悪しきスポーツ界の慣習を象徴する言葉ではないだろうか。


・お笑いではアノ人

そのほかに、低予算で作られたにもかかわらず、口コミで大ヒットした映画『カメラを止めるな!』の「カメ止め」や、若年層の間で爆発的にヒットしているスマホアプリ「Tik Tok」。お笑いの分野では今年ブレイクした「ひょっこりはん」がノミネートされている。はたして、大賞に輝くのはどの言葉だろうか?


・去年は?

ちなみに昨年大賞に輝いた言葉を覚えているだろうか? その言葉は……


「インスタ映え」「忖度(そんたく)」だ。今年は忖度みたいな言葉が選ばれないことを願うばかりだ。「首相案件」とかマジでやめて欲しい。

参照元:ユーキャン「新語・流行語大賞
執筆:佐藤英典