ハロウィンが終わったと思ったら、もうクリスマス。すでに街ではイルミネーションが施されて、百貨店などではクリスマスツリーを飾っているところもある。店内BGMは当然のごとくクリスマスソング。まだ早いんだよ……。
そんな気持ちでウンザリしているなか、世界的ロックバンド「X JAPAN」のToshIさんが、自身初となるカバーアルバムの収録曲『チキンライス』の動画を公開したのである。クリスマスはまだ早え、とが言いながら、この曲聞いたらToshIさんの美声にマジで涙が出てきた……。
・松本さんの詞に槇原さん涙
この曲は、2004年にダウンタウンの浜田雅功さんがアーティストの槇原敬之さんに曲を作ってくれるようにお願いしたところから始まったものだ。浜田さんが歌い、松本人志さんが作詞を務めたのだが、出来上がった詞を見た槇原さんは、あまりにも美しい内容で号泣した……という逸話が思い出される。
実際にこの曲は、あまり裕福とは言えなかった松本さんの幼少期のクリスマスの思い出をつづっており、その内容には胸を打たれるものがある。
・ToshIさんの美しい歌声
浜田さんの素朴な歌声も素晴らしかったのだが、世界的に活躍するToshIさんが歌うとどうなるのか? 実際に聞いてみると、さすが一流のシンガーだ。繊細かつダイナミックにその世界観を歌い上げており、とくに彼の持ち味のハイトーンボイスが曲をより一層美しいものへと昇華している。
・映像も秀逸
ToshIさんによると、この曲のために25年ぶりにミュージックビデオを撮影したとのことだ。映像には、貧しい母と子の日常が描かれており、ToshIさんの歌声とあいまって、マジでウルっと来てしまう。
なお、11月28日にはこの曲を含む全10曲のカバーアルバム『IM A SINGER』がリリースされる。最近はバラエティ番組の出演が相次ぐToshIさんの実力を知ることができる名盤なのではないだろうか。
参照元:YouTube、龍玄としオフィシャルブログ
執筆:佐藤英典