今から2年前の2016年4月に電気小売事業の自由化がスタートしたことで、さまざまな企業が電気事業を開始している。通信会社やガス供給会社、石油販売業者……などなど。資源エネルギー庁のホームぺージを見ると、登録小売電気事業者の数は2018年10月9日の時点で、500以上になるそうだ。
そんな中、「電気」とはおよそ縁のなさそうな分野から新会社が設立された。それは、お寺である。京都の西本願寺の僧侶が中心になって今年6月に新会社が誕生し、電力の小売り事業に参入予定とのこと。その会社名が妙にカッコイイ! めっちゃ世の中、明るくなりそうだ!!
・お寺の経営を支えるため
なぜ、お寺が電気事業に参入したのか? NHKが報じる内容によると、檀家の減少によりお寺の経営状況が厳しくなったことが背景にあるのだとか。会社は6月11日に設立され、2019年1月に電気の販売を開始する予定らしい。
さて、気になる社名なのだが、その名も!
TERA energy、テラエナジーだ!
うお~! めっちゃカッコイイ。そのままといえば、そのままなのだが、なんか妙に想像をかき立てるぞ。テラといえば、ラテン語で地球を意味する。国際単位のテラ(tera、1兆)の意味も込められているのかもしれない。お寺と電気事業というミスマッチを、この名前が上手くつなげているようにさえ感じられる。これは世の中明るくなりそうだ。
寺院の事業とは随分事情が異なるとは思うが、お寺の経営の支えのひとつになることを願うばかりだ。