コミック累計200万部突破でアニメも話題になった『がっこうぐらし!』。以前の記事で、本作が実写映画化されることをお伝えした。原作ファンも多いだけに、その時点ですでに多かったのが実写化への不安の声。
2018年9月20日、映画『がっこうぐらし!』のサイトが公開されると、そんな声は阿鼻叫喚に変わった。キャストもまだ発表されていない段階でファンたちが愕然とした理由とは? ネタバレあり。
・場面写真を公開
サイト開設と同時に1枚の場面写真を公開した実写映画『がっこうぐらし!』。公式Twitter(@gakkou_movie)では、場面写真と共に以下のような投稿を行った。
「映画『がっこうぐらし!』の場面写真が遂に解禁! さらに劇場公開が2019年1月に決定!(中略)コミック累計200万部突破の学園サバイバルを『呪怨』×『リアル鬼ごっこ』禁断のタッグが映画化!(以下省略)」
──公開された場面写真には、仄暗い場所に立つシルエット姿の女子高生たち。『バイオハザード』みたいなホラー感がバリバリ漂っている。これに対し、ネットでは以下の声が上がっている。
・ファン愕然
「は?」
「わかってないなぁ……」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「だいなし」
「これは実写化してはいけない」
「嫌な予感しかしない」
「最悪の事態」
「あーおわったな」
──たった1枚の場面写真で炎上状態に。しかし、キャストもまだ発表されていないシルエットの場面写真でこれほど批判が殺到するのは異例である。一体なぜ?
実は、その理由は『がっこうぐらし!』のある仕掛けに大きく絡んでいる。ゆるふわな可愛らしい絵が特徴の本作。最初は絵の通り女子高生たちのゆるふわ「日常系」が続く。
アニメ版では、そんな日常がある瞬間を境にガラッと崩れ去り、血みどろのゾンビ劇へと変貌を遂げるのが強烈なフックとなっているのだ。そこから一気に作品の世界観に惹き込まれた人も多いと思う。
だが、今回公開された場面写真は、バトルアクション的ホラーを作る気満々のものだった。完全にサヴァイヴしている。1枚目でネタバレしちゃったよ……。
普通のホラーじゃないのが良かったのに、この場面写真を見ると、マジでただの和製B級ホラーになりそうな予感しかしない。アニメ『がっこうぐらし!』でその鋭さにやられた身としては、ひとこと言いたくなる気持ちも分かる。
とは言え、繰り返すが、まだキャストも発表されていない段階であることも事実。ここからの巻き返しに期待したいところだが……映画『がっこうぐらし!』の明日はどっちだ。
参照元:映画『がっこうぐらし!』、Twitter @gakkou_movie
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼和製B級ホラーの匂いがプンプンする
\場面写真解禁!劇場公開月決定!/
映画『がっこうぐらし!』の場面写真が遂に解禁!
さらに劇場公開が2019年1月に決定!公式HPも開設→ https://t.co/rjcDMzeEb8
コミック累計200万部突破の学園サバイバルを『呪怨』×『リアル鬼ごっこ』禁断のタッグが映画化!2019年1月全国公開#がっこうぐらし pic.twitter.com/7558uCGBU0— 映画『がっこうぐらし!』 (@gakkou_movie) September 20, 2018