リーズナブルなのに絶対的にウマい近頃の回転寿司チェーン店。スシロー、くら寿司、はま寿司、そして今回ご紹介する「かっぱ寿司」が “回転寿司4大チェーン店” として知られているが、記者はてっきり「どこもマシンが寿司を握っている」と思い込んでいた。

個人的には職人が握ろうとマシンが握ろうとウマけりゃそれで良いのだが、なんとこの度カッパ寿司が子供たちに向けて『かっぱ寿司の自由研究』と題し、寿司の握り方を教えるというではないか。えっ……? かっぱ寿司ってマシンで握ってるんじゃないのか……?

・かっぱ寿司は職人が握っている……?

2018年8月2日にかっぱ寿司板橋店で開催される『かっぱ寿司の自由研究』。この企画は子供を対象に開催されるもので、寿司のネタができるまで、挨拶の仕方、そして「寿司の握り方」まで、かっぱ寿司店員としての職業体験ができるらしい。

キッザニアに代表されるよう “職業体験” 自体はイイ。問題は「かっぱ寿司に寿司の握り方が教えられるのか?」ということである。その昔ならともかく、現在のかっぱ寿司はマシンが握っているんではないのか……? 何度かしか かっぱ寿司には行ったことがないが、職人さんが握っていた記憶はない。

先述の “回転寿司4大チェーン店” の中では一人負けとも噂されるかっぱ寿司。もし職人が握っていて他のチェーン店に後れを取っているならば由々しき事態である。そこでかっぱ寿司に連絡し「かっぱ寿司はマシンで握っていないのか?」直接聞いてみることにした。


──『かっぱ寿司の自由研究』についてお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか?

「はい、どうぞ」

──単刀直入に聞きますが、かっぱ寿司ってマシンが寿司を握っているんじゃないんですか?

「確かにシャリは “シャリマシン” でほぼ出来ています。ただ、細かい調整などは1つ1つ手作業で行っているんですよ」

──なる……ほど。シャリマシンも使用しているけど、実はやや人の手が加わっているということですね?

「左様です」

──では『かっぱ寿司の自由研究』で子供たちに教えるのは、その “調整” ということでよろしいでしょうか?

「はい、そうなります。この企画は握りをメインとするものではなく、ホールも含めた “かっぱ寿司店員” の体験となりますので、参加されるお子様たちには例えば “皿の数え方” なども体験していただく予定です」


……ということであった。まあ、もしかしたら他の回転寿司チェーン店も同じかもしれないが、少なくともかっぱ寿司ではシャリマシンだけではなく「人間による調整」が行われているということである。

とにもかくにも、もし「かっぱ寿司って機械が握ってるんでしょ(笑)」とバカにする人がいたら「違うもん! 人の手が加わってるんだもん!!」と教えてあげよう。ちなみに4大回転寿司チェーン店の中で記者のオススメは、圧倒的に「スシロー」だ。たまにはかっぱ寿司にも行ってみようかな?

参考リンク:かっぱ寿司
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ちなみに7月25日からは一部店舗で「食べ放題MAX」も開催されるぞ。