機内食はしょせん機内食……そう思ってた時期が……俺にもありました……。そう、いくら昔よりはマシになったとはいえ「機内食なんてたかが知れている」とお考えの人は多いのではなかろうか? 確かにその気持ちはわからなくもないが、そう決めつけるのは「ニュージーランド航空のパン」を食べてからにして欲しい。

つい先日のこと──。私(P.K.サンジュン)はニュージーランド航空のご招待で「人生初のニュージーランド旅行」に出かけてきた。旅の詳細についてはいずれの機会にご紹介するが、フライト直後に感動したのが「ニュージーランド航空の機内食」特に「パン」だったのだ。

・人気エアライン第2位

トリップアドバイザー発表の「世界の人気エアライン2018」にて総合2位を獲得するなど、その確かな実力には定評があるというニュージーランド航空。ぶっちゃけ普段の記者は “LCC派” なので、飛行機を利用するうえで特に機内食には期待しておらず「飛んで現地に着けばOK」と考えていた。

ただ事前に知らされていた情報では、ニュージーランド航空は機内食にかなりの自信を持っているという。私は苦手なので注文しなかったが、ニュージーランド産高級ワインを幅広く取りそろえるなど食にはかなり力を入れているようだ。

さて、成田からオークランドへの飛行時間は約11時間。行きはエコノミークラスの1ランク上に位置する「プレミアム・エコノミークラス」に搭乗させてもらった。足元は広々、シートもゆったり、おまけにアメニティキットまで付いたゴージャスなシートである。

やべえ……こんないい席に座ったことねえ。シートの弾力がいつもと全然違うじゃねえか……! ブランケットもやたらと大きいし、ホテルみたいな枕まで付いてやがる。こ、これがプレミアム・エコノミークラスの実力か……!!

──そう感動していると、ついに機内食がやってきた。その機内食もアルミホイルがかぶさった “いつもの機内食” ではなく食器ですよ、食器。「おかずがボリュームないな」と思いきやそれは前菜で、メインは後から運ばれてくる “高級レストランスタイル” であった。


どれもこれも文句なしにウマかったが、特に感動したのは再三申し上げている「パン」である。客室乗務員がバスケットに乗せて運んでくれるのだが、これがどれもホカホカ! ガーリックトーストなども含め5種類ほどがあり、そのどれもが披露宴レベルのウマさ。うむ、たぶん機長は凄腕のパン職人だ。コックピットに石窯でも付いているに違いない──。

ちなみに帰りはエコノミークラスだったが、パンはしっかりと温められており、ニュージーランド航空の並々ならぬ “パン愛” を感じた次第だ。だが純粋なパンの美味しさはプレミアム・エコノミークラスの方が上だったので、成田 – オークランド間が約10時間半のフライトであることを考えれば、たまには贅沢してもいいのかもしれない。

圧倒的に乗り心地が良かったニュージーランド航空のプレミアムエコノミークラス。ただ機内サービスや乗り心地がいいだけではなく「とにかくパンがウマい」これはマジで覚えておいて欲しい。

取材協力: airnewzealand.jp
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼プレミアム・エコノミークラスの朝食。

▼ワッフルも西洋の味がしてウマかった。

▼エコノミークラスの食事も悪くない。完食。

▼ニュージーランド航空はマジでパンがウマかった。たぶん機長は凄腕パン職人だ。