2018年6月27日からアプリ『妖怪ウォッチ ワールド』の配信が始まった。『妖怪ウォッチ』といえば、子どもに絶大な人気を誇る作品なので、名前を知らない人の方が少ないだろう。圧倒的な知名度だけに、きっとネットでは大盛り上がり……と思いきや!

見つける集める取り憑ける──現実世界を舞台にした “位置ゲー” であることで、リリース直後から「ポケモンGOに激似」という声が上がっており、『妖怪GO』とまで言われている。えっ、そんなに似ているの? ということで2016年7月のリリースから毎日『ポケモンGO』をプレイしている筆者(私)が『妖怪ウォッチ ワールド』をやって比較してみた。

・現実世界に妖怪が出る楽しみ

まずはアプリをダウンロードすると、無料で遊ぶことができるが、一部有料でアイテムを買うこともできる文言が表示される。まぁ、このあたりは他と変わらず、これと言って違いはない。それからチュートリアルが始まり、初の妖怪バトルも何となくこなせた。

ジバニャンSがスマホ画面に映し出されると、現実世界に妖怪がいるような感覚で一気に楽しくなってくる。画面に地図が表示されて動くあたりも、『ポケモンGO』のリリース当初を思い出すようだ。しかし……だがしかし!

・初心者には難しい!?

そこから『妖怪ウォッチ ワールド』の苦行が始まった。なぜなら、肝心の妖怪がなかなか出現しないのである。私のやり方が悪い可能性もあるが、『ポケモンGO』ならポケモンがバンバン出てくるところ、『妖怪ウォッチ ワールド』は近場に1体のみ。しかも、唯一出ていた妖怪に瞬殺されて心が折れた。

また、バトルシーンも『ポケモンGO』に比べたらかなり難しい。モンスターボールを投げる『ポケモンGO』がシンプルすぎるとも言えるが、スマホでやる分にはそれくらいがちょうどいい。妖怪ウォッチの世界観に入りこむまで、戸惑うことが多いように感じた。

率直に言えば『ポケモンGO』の方が分かりやすく、まったく知らない初心者でも入りこめたような気がする。他にも、「ヒョーイ」されるなど作中の言葉が出てくるが、世代が違うとイマイチ分かりづらい。妖怪の強さもランクが表示されるが、何がどう強いのかなど、もっと簡単に分かるといいかもしれない。

・似ていると言えば似ている

とはいえ、始めは田舎でやると絶望したりと、何かと『ポケモンGO』だって辛かった。『妖怪ウォッチ』は人気コンテンツだけにまだまだこれから。慣れたらさらに楽しめるゲームではあるだろう。

『妖怪ウォッチ ワールド』は『ポケモンGO』に似ていると言われたら似ているし、似てないと言えば似ていなかった。個人的には、同じ “位置ゲー” なので少しばかり似るのは仕方ないと思う。

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:妖怪ウォッチ ワールド(iOS)