車やバイク好きのなかには、もっとカッコ良く仕上げるために手を加えたり、大幅な改造を施す人もいるのではないだろうか。周りとは違う自分仕様にしたら、愛着が倍増するというものである。

だが時には、その改造が混乱を引き起こすこともあるようで、ミステリアスな車が海外で目撃された。なんと後方部分をフロントのように改造したトラックが、公道を走っていたのだ。フロント部分が2つあるため、なんだか逆走しているように見えてしまう。

・バックをフロントのように改造した車

思わず「紛らわしい!」と言いたくなるような改造車が目撃されたのは、米マサチューセッツ州のルート93。動画「Truck with Two Front Ends」には、メタリックブルーのカラーとヴィンテージ風な形がカッチョいいシェビーが映されている。

動画の撮影者が改造車を見た時、逆走しているトラックがいると思いビビったそうだ。確かに、フロント部分が逆を向いていたら、衝突するのではないかとドキっとしてしまうに違いない。

・日本だったら絶対にアウトのはず……

詳しくはどうなっているのか。動画を凝視していると、どうやら問題の車は、フロント半分のボディ2つを真ん中で接続した造りになっているようだ。これには、なんだか止まっているエスカレーターの上を歩く時のような変な感覚を覚えてしまう。

脳が騙されずにいられたらスゴいが、同じ道路を走っている車はたまったものではない。他のドライバーが急ブレーキをかけるなど、事故の原因になりかねないため、日本だったら道路交通法に触れて絶対にアウトだろう。

・ナンバープレートにも注目!

そして改造車は細かいところまでこだわりがあるようで、なんと車のナンバープレートが「WHT・THE」になっている。これは、放送禁止用語の “Fxxk” を抜かした「What the Fxxk」の略で、呆気にとられた時などに使われるフレーズ。ナンバープレートにも抜かりがないとは、改造車の持ち主は相当な凝り性のようである。

ただ、せっかく車やバイクを改造したのに道路交通法に触れたら、すべてが無駄になってしまう。手を加えるにしても、前もって調べてからやらなければいけない。

参照元:YouTube / ViralHog
執筆:Nekolas

▼こちらがバックをフロントのように改造したトラック