少子化が叫ばれる一方で、ネット上では「老人による暴挙」いわゆる “老害” なんて言葉もよく見かける昨今。もちろん、聖人のような老人もいれば悪魔のような若者もいるから、最終的には個人の資質の問題ではある。……ではあるのだが「こりゃ世も末だ」と思わざるを得ない事件が起きてしまったのでお伝えしたい。
NHKによれば2018年6月3日の夜、福岡市で79歳の老人(男性)が11歳の女の子から「お金ちょうだい」などと脅したうえで、現金1000円を奪ったとして逮捕されたという。このあまりに寂しすぎる事件に、ネット上には怒りと呆れの声が多数挙がっている。
・歳の差は68
事件は福岡市内の食料品店で起きた。79歳の容疑者は買い物に来ていた11歳の女の子に「お金ちょうだい」と声をかけ、逃げようとした女の子から現金1000円を奪ったという。その後、女の子の母親が通報し警察官が駆けつけたところ、容疑者はご用になったらしい。
警察の調べに対し79歳の男は「お金はもらったが脅し取ってはいない」などと容疑を否認しているというが、問題はそこではない。68歳も年下の女児に「お金ちょうだい」と声をかけ、しかも「逃げようとしているのにお金を奪った」ことが問題ではなかろうか?
ただ1つ女児に怪我がなかったことが何より幸いであるが、女児に今後トラウマが残らないとは限らない。79歳であれば11歳の子供はただそれだけで可愛い存在であってもいいハズなのに、なんともやり切れない「世も末だな」と感じる事件である。
・ネットの声
「日本オワタ」
「ひでえ世の中だ」
「こういう悲しい事件増えたよね……」
「あまり言いたくないけど典型的な老害ですね」
「この老人の人生って何だったんだろうな」
「女の子にトラウマが残りませんように」
「79歳の老人に “お金ちょうだい”っていきなり言われたら成人男性だってビビる」
「一部の老害のせいで年寄りのイメージがどんどん悪くなる」
「世界一治安のいい国とは何だったのか」
ネットの声にもあるように、ごく一部の老人の心無い言動のせいで、お年寄りのイメージが悪くなるのはなんとも残念なことだ。我々は「あくまでその人の資質」と再確認すると共に、「どうしてこのような事件が頻発するのか?」を考える必要があるのかもしれない。
ともあれ、まずは女児の心の傷が癒えることを祈りたい。
参照元:NHK NEWS WEB
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼11歳の女の子から1000円を奪える精神が怖い。