旅行には欠かせない移動手段である飛行機。世界各国の人々が乗り込む飛行機は、世界の縮図といっても過言ではないだろう。そんな飛行機の中で、友人や家族、あるいは恋人と席がバラバラになってしまった……なんて時、あなたならどうする?
というのも、飛行機で「友人・家族・恋人と隣同士になれるよう席の交渉をする」と答えた日本人は、なんとたったの6%で世界一低いという調査結果が出てしまったのである。ちなみにワースト2位は香港の16%。つまり日本はダントツで「交渉しない」のであった。
調査をしたのは、総合旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」だ。世界23カ国の男女1万8229名を対象にフライトに関する意識調査を実施したという。席の交渉だけでなく、ほかにも思わず納得せずにはいられない調査結果がテンコモリ。たとえば……
日本人の半数以上の53%が「通路側」を好むと回答。半数を超えているのは日本だけで、世界でもっとも「通路側派」が多い。他の国はどうだろうか? シンガポールがその次に続き、逆に「窓側派」が多いのはインド・メキシコ・ブラジルといった国々だった。
調査によると「寝ている人を起こす」ことが世界一苦手という結果も出ている。「わざわざ起こしてまで……」「誰かのジャマをしてまで……」などと控えめなことを考えてしまうのではないだろうか?
たしかに起こすのは気が引けるし、しかも声をかけたことによって隣席の人とトラブルなんかが発生したら、すごく気まずいままフライト時間を過ごすハメになること必至。となると誰にも迷惑をかけず席を立てる通路側は、まさに日本人にぴったりの席である。
日本人であれば「たしかに……」と思うかもしれない調査結果。個人的にはなかなかうなずける内容だったし特に日本人の半数以上が「通路側」を好むという事実にはしっくりきた。しかし、やはり「席の交渉」の「6%」は、少なすぎるような気がしないでもない。
その昔、いいや大昔、『「NO(ノー)」と言える日本』というエッセイ本が話題になったが、好きな人と一緒に過ごすためにも、もう少し積極的に『席の交渉ができる日本』になってもバチは当たらない気がする。あなたはこの調査結果、どう思う?
参考リンク:エクスペディア
執筆:Yugamin
Photo:RocketNews24.
▼その他のアンケート結果はこちら! 世代別の「通路側派」「窓側派」
▼通路への出方
▼日本人はやっぱり機内でも靴を脱ぐ
▼【国際比較】機内では「裸足になる」と回答した人の割合