『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(通称:PUBG)の登場以降、ゲーム業界では世界的に100人同時対戦のバトルロワイヤルゲームが人気を博している。しかしこの作品は、スマホ版のリリースで遅れをとり、ライバルの『荒野行動』に先を越されている状況だ。ちなみにPUBG運営会社は荒野行動の運営会社を提訴し、2社の争いは法廷で行われることとなる。
そんななか、荒野行動は2018年4月19日、大規模なアップデートを実施した。早速プレイしてみると、画質が大幅に向上! キャラの動きはよりスムーズに! 新しい乗り物や新武器が投入され、ゲームのボリュームが大幅アップ!! そして何よりも新マップの公開を、プレイヤーは心待ちにしていたのだが……。
・新マップ「嵐の半島」
今回のアップデート「嵐の半島」は同日5~9時のメンテナンスの際に実施されたものだ。当初は前回のアップデートで新マップ「嵐の半島」をリリースする予定だったが、技術的な不具合が発生し公開を延期して、4月19日にリリースされたのである。
ユーザーの環境にもよりけりだが、私(佐藤)の場合は、メンテナンス後にアプリを起動すると、まず最初にアプリのアップデートを求められた。
アップデートを完了して、再びアプリを起動すると、新しいタイトル画面が表示される。
・ゲーム体験の向上
ゲームのお知らせには「ゲーム体験全面的レベルアップ」と紹介されているのだが、その言葉通りに、画質は大幅に良くなり、キャラの動きも目に見えてスムーズだ。さすが、中国国内一流のモーションキャプチャーチームと協力しただけのことはある。
フィールドでスコープを覗いてみると、以前よりもはるかに鮮明で見やすい。
フィールドそのもののディテールも細かくなっており、何でもない山の斜面がよりリアルになってるじゃないか! 運営がんばったな!
・新武器と新しい乗り物
このほかにも、水中で使用可能な小銃と銛、スノーモービルと水上バイクなどの武器と乗り物を投入。顔調整機能の追加。防弾衣に物資の収納が可能になったり、リュックに拳銃を収納できるよう(長銃2丁、拳銃1丁の所持が可能)になったりと、内容盛りだくさんのアップデートとなった。マジで運営、がんばったな!
・ヘルメットがリアルに!
とりわけ私が評価したいのは、ヘルメットの質感の向上だ。光沢が増して、妙に美しい。レベル1ヘルメットでもだいぶいい感じになっとるやんけ!
レベル3ヘルメットだと、さらに光り輝いて、丈夫な印象を受ける。本当にがんばったな、運営!
ここまでは十分に評価に値するだろう。本気で課金しようかと思うレベルの進歩だ。ところが!
・しかし新マップをやろうとすると……
今回1番の目玉は、たしか新マップだったはず。アプリの説明には新マップ「嵐の半島」についてこうある。
「NEWマップ堂々登場 雪山に隠された神秘かつ幽静なキャッスルから環状の山脈にある盆地まで 延々と起伏する平原や丘から熱帯風情のある海辺の町まで ロマンチックなラベンダー畑から壮大なロケット発射基地まで 地形はより立体化かつ多元化になりました」(荒野行動アップデート説明より)
なんか日本語が怪しいけど、今までにない景色を楽しめることは間違いなさそうだ。これはぜひともやってみたい! ということで、早速待機画面から新マップを選択。
「ダウンロード」とあるので、タップしたらダウンロードが開始されるのかな?
バージョンアップを知らせる表示。あれ? さっきアップデートしたはずなんだけど。とりあえず「ダウンロードへ」をタップ。すると、Appstoreが開いた。
うん?
アップデートする項目がないので、「開く」をタップ。
あれ? 元に戻った。変だな。新マップはどこ?
Twitterを見ると、私と同じように新マップができないって人もいるようだが、これは、アプリのアップデートが不完全なために起きている現象だ。
・新マップがプレイできない時の対処
Appstoreに戻った時に、その画面を下に向かってスワイプしてみて欲しい。
すると、もうひとつ新しいバージョンのアップデートが表示されるはずである。それをインストールすると、新マップの利用が可能になる。もしこのやり方で更新がうまくできない場合は、アプリを再インストールすると、新マップが利用できるようになるはずだ。
旧マップに比べて、新マップは移動可能な範囲が広く、街が多いように見受けられる。おそらく拾える物資も多いので、選べる戦術も多くなるのではないだろうか。
まずはこのマップを隅々まで把握して、他のプレイヤーに差をつけよう!