もうね、カルディって何でも売ってるね。先日、『カルディコーヒーファーム』を訪れた際、こんな商品を発見した。『本格蒙古 火鍋』。中国や台湾などで広く食べられている鍋料理の素だ。
わたし、火鍋だいすき! しかしこの商品は輸入品ではなく「カルディオリジナル」。しかも「白湯(バイタン)と麻辣(マーラー)をひとつにした」とあるではないか! 白と赤に分かれてるから火鍋でしょ!? それ混ぜたらアカンやつとちゃうの!?
・カルディの『本格蒙古 火鍋』
このカルディの火鍋の素は、以前から存在するようだが、タイミングが合わなかったのだろう。私は2018年が初遭遇であった。中国の味に飢えている私としては、こういうものが手軽に買えるのは嬉しい限りだが、ひとつ気になる点がある。それは、
「白湯(バイタン)スープと麻辣(マーラー)スープをひとつにしました」
ということ! アカン、それ混ぜたらアカンやつや……そりゃ日本の家庭に中が2つに仕切られた鍋はないけど、だからって混ぜてしもうたんか……。
・胃がほんのり熱くなる辛さ
そんな『本格蒙古 火鍋』の中身はスープ本体と、辛さ調整用のスパイスに分かれている。
説明のとおり水を足し、具材と一緒に煮込んで食べてみると……
あら、あらあら、なかなか美味しい! これはかなり旨味が強調されたスープだ。辛さは胃がほんのり熱くなるくらいなので、パクパクと食べられる。ただ、痺れる辛さである「麻(マー)」は奥ゆかしいほど控えめであった。
美味しいは美味しい。しかし、多くの日本人にとって極度の麻辣は厳しいと判断したのだろうか。だから白湯の方を強めに? そんな印象を受ける味だった。
・多少の物足りなさはある、でも完全に合格の味!
仮にも、麻辣とうたっているのだから、やっぱり「麻(マー)」も欲しかったというのが素直な感想だ。こりゃ自分で花椒を入れるなどアレンジするしかないな……。とはいえベースの味わいは◎。完全に合格ラインを越えてきた味だ。
ガチ本場の輸入品はどうしても高くなるので、この味で345円はお買い得! 日本で買える火鍋の素のなかで最強コスパを誇ると言っていいだろう。私のなかでリピート決定だ。