はい、みんな目を閉じなさい──。2018年1月22日、つまり昨日だな。大雪が降って早あがりした人も多いと思いますが「どうせ今日も電車が動かない」と思ってたヤツはこの中にいるかー?
しかも今朝起きたら、まんまと普通に電車が動いててガッカリしたヤツはいないかー? いたら正直に手を上げなさい、先生怒らないから。というか、先生(P.K.サンジュン)もそうだから……! おのれ雪め、降るなら1日くらいキッチリ電車を止めんかい!!
・雪のワクワク感
都心部に住んでいる私は、雪が降ると聞くと無条件にワクワクする。滅多に見られないから? それともロマンチックだから? ノンノン、ただただ「お、電車止まっちゃうんじゃないの? 仕事休みになっちゃうんじゃないの?」と期待するからだ。
私自身は決して仕事は嫌いじゃないし、むしろ好きである。だが台風や大雪の影響で稀に訪れる “ラッキーハプニング” は、非日常的なワクワク感も相まってどうしても「交通網の麻痺 → 自宅作業」のコンボを心のどこかで願ってしまう。
付け加えるならば「仕事行きたかったなぁ……でも仕方ないですよね?」的な言い訳が堂々とまかり通るのも実に清々しい。特に雪は1年に1回あるかないかのビッグイベントなので、内心「雪……がんばれ!」と応援せずにはいられないのだ。
・無能すぎた寒気
──ところがどっこい、今回の寒気の無能さは筆舌に尽くしがたい。事前の情報では「最強レベルの寒波」とか「数年に1度あるかないかという強い寒気」などと抜かしていたが、しょせんは1日帰宅ラッシュを直撃しただけ。拍子抜けもいいところである。
さらに言えば、昨日の朝から雪を積もらせていない時点で無能な寒気だった。なぜなら朝から積もっていないと、みんなとりあえずは出社しなくてはならないからだ。調子に乗って後から出てきたはいいがタイミングを逃しすぎ、なんと間の悪いお調子者だろう?
もし私が最強レベルの寒気ならば、日曜の21時くらいから雪を降らせはじめ、月曜朝は一面の銀世界でみなさんをお迎えする。もちろん主要な電車はきっちりストップさせ、土日月の3連休を日本国民にプレゼントする所存だ。
そして月曜昼すぎからはパワーを弱め、火曜日は朝から問題なく電車が動ける状況を整える。むやみに雪を引っ張って「明日も休めるかも?」なんて期待はさせない。そして口笛でも吹きながら日本列島を静かに後にすることだろう──。
とにもかくにも、私が言いたいのは今回の寒気がどれだけ無能だったかということだ。ポテンシャルは高かったのだろうが、タイミングの悪さもまた飛びぬけていた。さあ、気分を変えて授業を始めるぞー。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼無能め!