「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」と言うように、子供の何気ない言動から大切なことを教わったり、自分の未熟さに気付く大人も多い。
今回も、ある小学校の先生がナゾナゾを出題したところ、生徒から “ハッとするような答え” が返ってきたそうだ。その深さのあまり、先生も正しい解答を言いたくなくなってしまったのだとか……。
アメリカ・カリフォルニア州の小学校に勤めているというブレット・ターナーさんが、ツイートして話題となったこの体験談。生徒たちに、“今週のナゾナゾ” として次のような問題を出題したときのことだ。
「私は全ての物の始まりで、全ての場所の終わりです。永遠の始まりで、時間と空間の終わりです。さて私は一体何者でしょうか?」
うーん、ナゾナゾとは言え結構難しそう。一体、生徒はどんな “深い解答” を返したのか? そして先生が言いだしかねてしまった “本当の解答” とは何なのか? 次のページで確認だ!
参照元:Mirror(英語)、Twitter @bretjturner
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
では2つの解答を見る前に、問題文を再び確認しておきたい。
「私は全ての物の始まりで、全ての場所の終わりです。永遠の始まりで、時間と空間の終わりです。さて私は一体何者でしょうか?」
【本当の答え】
まずは “本物の答え” から。アメリカで出題されたということで、以下のように英語で考えてみると分かるだろう。
「全ての物(Everything)」 の始まりで、
「全ての場所(Everywhere)」の終わり。
「永遠(Eternity)」の始まりで、
「時間(Time)」と「空間(Space)」の終わり。
そう、答えは、アルファベットの「E」! な〜るほどね!!
【生徒の答え】
だが、ターナーさんの生徒からは、これとは比べ物にならないほど深い回答が返ってきたのである。それは……
「死」
……た、たしかに! 「死」は全ての物の始まりで、全ての場所の終わり。永遠の始まりであり、時間と空間の終わり。小学1年生の口から出たとは思えないほど、完璧な答えではないか!!
解答が挙がったとき教室全体がシンと静まり返り、ターナーさんも「本当の解答が陳腐な気がして、発表するのをためらった」と振り返っている。
この体験談は、10万回以上リツイートされては大きな話題に。「この生徒を高く評価してあげてほしい。将来が楽しみだ」「スゴい!」などとネット上の大人達の度肝も抜いたのだった。
参照元:Mirror(英語)、Twitter @bretjturner
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
▼こちらが話題のツイート
https://twitter.com/bretjturner/status/948336006054395904