多くの食通たちから絶大な支持を得る吉祥寺「肉山」。言わずと知れた肉の名店だ。なかなか予約が取れない店としても知られる「肉山」であるが、別業態としてオープンしていることがあるので気を抜いてはならない。例えば、辛々鍋の「肉山の一階」などがそうである。

そして先日、「肉山」がプロデュースした餃子店「やまよし」がオープンした。テレビなどで取り上げられたため、知っている人も多いのではないかと思う。ほとぼりも冷めてきたところで、私(あひるねこ)も満を持して話題の餃子店に突撃してきたぞ! 場所は東京・中野である。

・「肉山」プロデュースの餃子店

中野駅前の商店街から路地に入ると、そこにはめくるめく飲み屋パラダイスが広がっている。さあ、さらに奥へと進もう。以前とんねるずの番組にも出たジンギスカン屋の跡地に、新しくできたのが「肉山」プロデュースの餃子店「やまよし」だ。なぜかまだジンギスカン屋の看板があって笑う。

・入れるかは運次第

あまり広くない店内。しかし、予約は受けていないようなので、入れるか入れないかは運、巡り合わせだろう。無事に入ることができた今宵の私は、どうやら餃子に愛されているらしい。ちょうどいい、私も餃子を愛している。さて、こちらで食べられる餃子は全部で5種類だ。

・まずは『にく餃子』から

『にく餃子』『やさい餃子』『シソ餃子』『ラムパクチー餃子』『手羽餃子』、どれも捨てがたいな。ええい! 面倒だ。全部頼んだらぁッ!! とはいえ、ここはあの「肉山」プロデュース。「肉山」と言えば肉である。やはり、この『にく餃子(430円)』とやらを食べないと始まらないだろう。

しばし待つと、『にく餃子』と『やさい餃子(430円)』が仲良く到着! 『やさい餃子』の方はザ・餃子というルックスだが、『にく餃子』の方はプクーッとしていて、色味もより肉っぽい。なんというか、ニラなどの存在感がすでに希薄なのだ。こやつ、できる……!

・激しく肉々しい

よし、最初に食らうのは『にく餃子』! キミに決めた!! パクリとかぶりつくと……うおおおお、何だこれは。なんて肉々しい餃子なんだ! いやいや、餃子ってそもそも肉やん? という意見も分かる。しかしこの餃子、肉感が普通の餃子の比ではないのである。

よく見てみると、むう、こいつ……。薄い皮の中に、粗びきの豚肉がギューギューに詰まってやがる。そして野菜がほぼ入っていない。その中にあって、かすかなレンコンの食感がまたニクいぜ、肉だけに。そう、これはまさしく肉の餃子。いや、もはや肉そのものと言っても過言ではないのだ!

・ビールが必須

こんなん “アレ” がないとだめだって……。“アレ” が必要不可欠だって……。ビールがないと話にならないってェェェェエエ! というわけで、餃子を食べたら生ビール(480円)をグビグビと流し込もう。特にこの肉々しい餃子には、ビールが殺人的によく合うぞ。

・餃子好きは必食

ちょっとしたツマミもあるにはあるものの、基本的には餃子でゴリ推すのが「やまよし」の必勝法だと思われる。文中では紹介しきれなかったが、どの餃子も実にウマかった。「肉山」ファンはもちろん、餃子好きなら見逃す手はないだろう。まったく、餃子ってのは最高だぜ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 中野餃子 「やまよし」
住所 東京都中野区中野5-55-9
時間 16:00~24:00
休日 月曜

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼シソ餃子(430円)は水餃子にもしてもらえる

▼ラムパクチー餃子(480円)

▼手羽餃子(450円)

▼途中でハイボール(430円)に切り替える

▼蒸し鶏メンマ(380円)

▼肉みそもやし(350円)

日本、〒164-0001 東京都中野区中野5丁目55−9