古くからご飯のお供として親しまれているさば。様々な調理法があるが、個人的にはそのポテンシャルを最大限に引き出しているのは「塩焼き」だと思う。ご飯との相性は神の領域! さばの塩焼き大好きー!!
そんな私(中澤)が最近ハマッているのが、ローソンの「さばの塩焼き」レンチンパックだ。ハッキリ言って、そんじょそこらの定食屋では相手にさえならない。コンビニの「さばの塩焼き」って全部こんなにウマイのだろうか。気になったので食べ比べてみることにしたぞ。
・ローソンの「さばの塩焼き」最強説
レンジで50秒チンするだけで激ウマなローソンの「さばの塩焼き」。税込225円という安さでありながら、脂が乗りまくった身はどこで釣ったのか疑問になるレベルだ。さらに、洗いものも出ないので、昼食や夕食を決めていない時はついついこれで済ませてしまう。
・他のコンビニは?
他のコンビニでも似たようなパックが売られているのだが、はたして味は違うのだろうか。さっそく、ローソン、ファミリーマート(以下ファミマ)、セブンイレブン(以下セブン)の「さばの塩焼き」を買いそろえてみた。
パックの外見だけを見ると、セブンが一番大きい。ちなみに値段は、ファミマが税込278円、セブンが税込280円なので、3社を比べるとローソンが少し安めの設定のようだ。あんなにウマイのにマジかよ。
・1つだけ身がパサついてる塩焼きが
さっそく、3つをチンして食べてみたところ、明らかに身がパサついているさばがあった。お前、どこの子や? パッケージを確認してみると……
ファミリーマート。また、骨が入っているのもファミマのさばのみだった。それを踏まえてもう一度パッケージを見ると、ローソンとセブンに比べてこだわりが薄いような気もする。
「脂がのった」や「遠赤外線で香ばしく焼き上げた」など、ローソンやセブンは商品名の前にまくら言葉が入るのだが、ファミマは「さばの塩焼き」と書かれているのみなのだ。
・拮抗する勝負
それはさて置き、味に話を戻すと、ローソンとセブンの味はかなり甲乙つけがたい。身に脂が乗っているという観点から見ると、ローソンが最強だ。
しかし、塩焼きの味がよりしっかりしているのはセブン。また、セブンの脂の乗り方も上品な感じがする。ローソンかセブンか……その答えは唐突に訪れた。
悩みながら食べていると、ローソンの味に飽き始めたのである。逆にセブンの塩焼きは、食べれば食べるほどウマくなっていく。最初はローソンに傾いていた心が、食べ終わる頃には完全にセブンに軍配を上げていた。
・コスパならローソンか
とは言え、この結果はさばのどういうところが好きか……つまり人によって変わってきそうだ。身に脂が乗っていることを重視するなら、ローソンの方がウマイという意見も十分ありえる。それほど拮抗(きっこう)した勝負だった。
また、ローソンはセブンより約60円安いため、コスパではローソンが勝っていると言えるだろう。とにもかくにも、騙されたと思ってコンビニの「さばの塩焼き」を一度食べてみて欲しい。マジで最強だから。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ファミリーマート「さばの塩焼き(税込278円)」
▼ローソン「脂が乗ったさばの塩焼き(税込225円)」
▼セブンイレブン「遠赤外線で香ばしく焼き上げたさばの塩焼き(税込280円)」