皆さんは「賞味期限」の正しい定義をご存じだろうか? 農林水産省のホームページによると、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことを指すそうだ。
ではこの期限を破ると、劇的にまずくなるのだろうか? そもそも賞味期限が2年も過ぎたらどうなるのか? 2015年に期限の切れた高級トマトジュースを飲んでみたら、どうなるのかを当編集部で試してみたところ、7人のうちの1人だけが意外な反応を示した!
・2年前に期限切れ
今回の検証に用いるジュースは、山形県のブランドトマトを使った商品。当編集部のYoshioが随分前に購入したものの、自宅のキッチン下に置きっぱなしにしたまま賞味期限の2015年3月22日を過ぎてしまったそうだ。ちなみにこの商品の賞味期限は365日。
「販売価格は1本3000円くらいだったと思う」と、Yoshioは言う。ジュース1本3000円ならかなりの高級品。美味しいうちに飲んでしまえばよかったものを……。
・まずは自分
Yoshioは、この禁断のジュースを編集部メンバーに飲ませようと画策していたようだが、賞味期限切れであることがすぐに発覚。「言い出しっぺが飲め!」とブーイングを受けて、仕方なく自分が最初に飲むことになった。当然の結果だ。
いざ飲むことになると、Yoshioの顔から表情が消えた。実はYoshioはお腹をくだしやすい体質で、本人にとってこういうのが一番ヤバい。
ほかのメンバーに飲ませようとしている時はウキウキだったのに、自分がやるとなったら地蔵になってしまった。
・ケチャップのような状態
開栓してみると、水分がいくぶん抜けてしまっているようで、ジュースはドロリとしている。
ガラスコップに入れて確認したら、完全にケチャップ状になっているじゃないか。
これをYoshioが最初に口にしたのだが、彼の反応は最後にお伝えしよう。
・実際に飲んでみると……
Yoshioを除く編集部のメンバー、私(佐藤)・サンジュン・中澤・あひるねこ・K.ナガハシ・ジュンくんの6人の反応はほぼ同じ。
「全然飲める」だ。味におかしなところはない。ただでさえ、糖度が高く甘味が強いこの商品、さらに甘味が凝縮されているように感じられる。
味におかしなところは特に感じられない。サンジュンだけが、「後味にちょっとだけ苦味があるかも……」と言ったのみで、他の5人は少しも不快感を示さなかった。
・教訓
さて、気になるYoshioの反応なのだが、彼が一口飲んだ後の反応はーーーッ!
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やっぱり地蔵だった……。
そんなに飲みたくないんだったら、事務所に持って来て人に飲ませようとするのではなく、速やかに廃棄するべきだったのではないか?
教訓「自分がしたくないことを、人にやらせるべきではない」
いずれにしても、購入したものは賞味期限内に消費した方がいいだろう。値段が張るものならなおさらだ。
参照元:農林水産省
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24