地上最速の哺乳類として知られるネコ科動物『チーター』。その加速力は多くのスポーツカーを上回り、3秒程度で瞬間時速100kmにも達すると言われている。
つい先日、そんなチーターと電気自動車レースの最高峰「フォーミュラE」のレーシングカーとの対決動画が公開された。対決方法は直線のみのドラッグレース。さて、勝負の行方はいかに!
・マシンもドライバーも本格スペック
チーターの相手として用意されたレーシングカーは、実際にフォーミュラEのレースで使用されている「スパーク・SRT 01E」。チーターと同じく、3秒で時速100kmに達するのだそう。
対決を行うため、南アフリカ西ケープ州へ同マシンを輸送。なお、フランス出身のトップレーサーであるジャン=エリック・ベルニュ氏がドライバーを務めたという。相手が動物とはいえ、スペックに抜かりはない。
・ハンパないチーターの加速力
動画「Drag Race: Formula E Car vs Cheetah」では、まずドライバーのベルニュ氏が乗車。そして次に登場するのは……キターーー! なんとも貫禄たっぷりの強そうなチーターだ。その後、両者が位置に着いてレーススタート! すると信じられない光景が……。
チーター速すぎィィィイイイーーー!! なんと初めはチータが大きくリード。やがて両者の距離が縮まって……ほんのわずかの差でマシンが勝利! しかし、レーシングカーと同レベルの加速力をみせたチーターには驚くしかない。
・絶滅の危機にさらされているチーター
ちなみに、動画を公開したフォーミュラEによると、排気ガスの発生しない電気自動車の普及活動を通じ、地球温暖化により絶滅の危機にさらされているチーターなどの種の保護に取り組んでいるとのことだ。
これからも動画でみられるチーターのように、動物たちが力強く走り続けられることを願うばかりである。
参照元:YouTube、Formula E「Cheetah」(英語)
執筆:K.ナガハシ