思春期。それは本当に面倒な時期である。どうかと思うほど自意識過剰で、なんでもないことで傷ついたり、傷つけたり……。個人差があるとはいえ、「自分もあったわ〜」と思い出す人も多いのではないだろうか。
そんな思春期の時期は、「初めて学校にメガネをかけて行く」っていうだけでも、内心バタバタしがち。例えば、こんな風に……
【思春期の学生が「初めてメガネをかけて学校に行くとき」あるある30連発】
1. メガネをかけたまま学校へ行くか、授業の途中でかけるか、それが問題だ
2. どちらを選ぶにせよ、回りが「え!?」となることはわかっている
3. 長髪の人がいきなり坊主にするようなもの
4. だから、なるべく周囲に違和感を与えない方法を考える
5. 「違和感を与えない戦い」はメガネ選びの段階から始まっている
6. 何よりも重視するのは、周囲に自然と溶け込めるメガネかどうか
7. にもかかわらず、「このメガネが最近の流行りで〜」とオシャレなヤツを勧めてくる店員さんがいる
8. 即座に「無理無理無理!」と心の中で絶叫
9. 俺は目立たないメガネが欲しいんだ!!
10. そんな軸でメガネを探していると、1度は『縁なしメガネ』に惹かれる
11. でも試しにかけてみると……「逆に目立つやんけ!」となりがち
12. つくづく、「オシャレなメガネをかけてる芸能人って、センスがすげーな」と感じる
13. ジョン・レノン、ハンパないって! メガネの種類めっちゃあんのに、あえて丸メガネとか選ぶもん!
14. 渡哲也もハンパないって! メガネじゃないけど、ティアドロップのサングラスとかして刑事役やんねんもん!
15. 「そんなん出来ひんやん、ふつ〜」となりがち
16. こうして、結構なカロリーをかけてフツ〜のメガネを購入する
17. でも、実際にメガネをかけて学校へ行くのは……やっぱり怖い!
18. 恐怖感を感じれば感じるほど、「メガネをかけたまま学校へ行くんじゃなくて、授業の途中からかけよう」となりがち
19. それはそれで、どのタイミングでかけようかと悩む
20. 悩んだ結果、自分から「俺、この前メガネ買ってん」と友達に言ったりする
21. そこで友達が「え、今メガネ持ってんの? かけてみて!!」と言ってくれたら……「めちゃくちゃ自然な流れで、メガネキャラに移行できるやん」」と姑息な計算をする
22. でも、そんなときに「あ、そうなん。買ったんや」と流されたときの絶望
23. 「言えやぁぁぁぁぁぁっぁああああ! 『今メガネ持ってんの? かけてみて!!』って言えやぁぁあぁあああああ!!!! お前がそう言ったら、俺は楽になんねんぞぉぉぉおおおお!!!!!!」と内心ブチギレる
24. 仕方がないので、メガネをカバンの中から出して机の上に置いたりする
25. それでも気づかれないと、自分でメガネを触ったりする
26. それでも気づかれないと、「このメガネ、アレかぁ。レンズが、アレかぁ」と、1人でブツブツ言ったりする
27. そうして……ようやく聞こえる天使の声。「そのメガネ、どうしたん? 買ったん?」
28. そう聞かれたら、「せやねん、黒板の字が全然見えへんねん」とか返しながら、メガネを自分の顔に近づけていく
29. “なんでもない感” を最大限に装いながら
30. 「よっしゃああああああああ!!! やっと、やっと、メガネをかけれるぅぅぅううううう!!!!」と心の中で絶叫しながら
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.