この地球上には、様々な種類の自動車レースが存在する。それらの中でも加速性能に特化し、直線だけでスピードを争うレースが「ドラッグレース」だ。
2017年9月9日、米国で開催された最高峰のドラッグレース「トップフューエル・ドラッグスター」で、世界最速記録が更新された。なんと、約402mの直線をたった4.485秒で走り、時速約544.5kmでゴールしたというのだ。
・「トップフューエル・ドラッグスター」とは
「トップフューエル・ドラッグスター」は、ナイトロメタンとメタノールの混合燃料を使用するマシンで直線のスピードを競う。特殊な形ではあるが、世界最速クラスのドラッグレースだ。
・「トップフューエル・ドラッグスター」とは
今回、ドラッグレースの歴史を塗り替えたのは、米国のチーム「Lagana Racing」。動画「2017 Drag Racing World’s Fastest Top Fuel Dragster 1/4 Mile Nitro Car US 131 Motorsports Park Video」で、レースの一部始終を見ることができる。
まず動画に登場するのは、ロングな車体とワイドな後輪、そして荒々しい鼻息のようなエンジン音が印象的な真っ黒のマシンだ。再生時間1:50あたりから突然レースが始まるのだが、この走りがとんでもない……というか、ブッ飛んでしまいそうなほど速いのである。
スタートと共に、ブォォォオオオーーーン! と凄まじいエンジン音が鳴り響き、マシンの両脇から炎が噴出!! 冒頭でもお伝えした通り、約402m(1/4マイル)を4.485秒で走り、時速約544.5km(338.35mph)もの速さでゴールしてしまう。
日本では滅多に見ることができない「トップフューエル・ドラッグスター」の様子を、ぜひ動画でチェックしてみて欲しい。異次元のスピードにきっと驚くハズだ。
▼世界最速の爆走シーンは1:50あたりから