最近、日本でペットとして飼われることが多くなっているハリネズミ。体中が針で覆われているのに、丸いフォルムとキュートな顔が愛くるしくて人気を呼んでいる。

そんなハリネズミだが、あるニャンコがハリネズミの赤ちゃん8匹のママ役になり、子育てにお大忙しなのだという。針だらけの赤ちゃんに猫が囲まれる様子が壮観なのだが、同時にほのぼのした雰囲気も漂い、思わず顔がほころんでしまうのである。

・ミルクを飲もうとしないハリネズミの赤ちゃん

ロシアのニュースサイト『The Siberian Times』によると、ウラジオストクのサドゴロド動物園でハリネズミの赤ちゃんが8匹誕生。しかし、母親が死んでしまい、飼育員が赤ちゃんにミルクを与えようとしても全く受け付けなかったらしい。このままだと、赤ちゃんが飢え死にしてしまう危機にさらされていた。

だが、飼育員が困り果てていた時に、救世主として登場したのがニャンコのムスカである。ムスカといえば、『天空の城ラピュタ』の悪役を思い出してしまうが、ニャンコのムスカは母性愛にあふれた優しい性格なのだという。

・ニャンコがハリネズミの赤ちゃんのママ役に!!


いざムスカがハリネズミの赤ちゃんのママ役になると、なんと針に刺されるリスクを負いながらも君をのせて。お乳をあげて子育てに奮闘し、赤ちゃんたちは飢えることなくスクスクと成長している。

とはいえ、時にハリネズミの赤ちゃんは針を立てることがあるそうで、そんな時ムスカは母親が子供に叱るように「シャア~!」と猫らしく怒った声を出してたしなめるのだとか。

・すっかり親子のように!

動物園の Instagram に投稿されたムスカと赤ちゃんハリネズミ8匹の画像を見ると、すっかり異種のママに懐いている様子。なんとも微笑ましい光景なのだが、ムスカがハリネズミ柄の毛皮か何かを身にまとっているようにも見えて、ちょっと吹き出してしまいそうな画でもある。

大きくなったハリネズミが反抗期になって、ママに向けて針を立てて困らせないことを願いたい。

参照元:Instagram @zoopark_vlThe Siberian Times(英語)
執筆:Nekolas