テレビやパソコンが薄くなったり、ドローンやカメラが小さくなったりと小型軽量化が進む一方、とてつもなく大きな製品の開発も進んでいるようだ。その製品とは……ロボットである。
先日、実際に人間が乗って操作する巨大ロボットの戦闘テストシーンを米国の企業が公開。YouTubeにアップされた動画でその全貌が確認できるのだが、現実とは思えないほどの迫力なのだ。
・巨大ロボットの戦闘テストシーンが公開される
そのロボットを開発したのは、米カリフォルニア州に本社を構えるロボットメーカーのMega Botsである。同社の情報によると、巨大なロボットを現実のものにすることで、世界中のSFファンやゲームファンを楽しませるのがビジョンだという。
そんなMega Bots社が動画で公開したのが、ロボット「Eagle Prime」の戦闘テストシーンだ。ロボットの重量が12トン、高さは16フィート(約4.9m)というだけあって迫力満点。超高速の砲弾を発射したかと思えば、火炎砲を放つシーンもある。
巨体なので動きこそやや鈍いものの、相手に見立てたロボットのハッチをこじ開けるシーンはこれまでの常識を覆すかのよう。すべてが現実で起きていると思えないため、ロボット好きならずとも一見の価値アリの内容だ。
・水道橋重工業「Kuratas」と対決予定
さらにこれから目が離せないのが、日本のロボットメーカー・水道橋重工業が開発した「Kuratas」とのバトルイベントである。海外メディア『QUARTS』によると、当初2017年8月の予定だったが輸送の問題などで延期となり、来月9月の開催を予定しているという。
映画やゲームの世界でしか見られなかった世紀の対決が始まろうとしている。果たして、どんな戦いになるのか? そしてどちらが勝利をおさめるのか? 「Eagle Prime」と「Kuratas」のバトルにも注目だ。
参照元:YouTube、QUARTS、MegaBots(英語)、水道橋重工
執筆:K.ナガハシ