関西人には比較的馴染み深い丼ものチェーン・なか卯。関西風の味付けのつゆもさることながら、卵がふわふわの親子丼は、他の牛丼系の店では味わえないクオリティーの高さである。なか卯と言えば親子丼だ。

1994年の発売以来、なか卯を支えてきたこのメニュー。そんな人気メニューが、23年間で初めてリニューアルされるという。新親子丼は一体何が違うのか? さっそく、新旧の親子丼を食べ比べてみることにした!

・旧バージョンゲット

2017年7月27日11時から490円という値段はそのままに、鶏肉が25パーセント増量されるという親子丼。当然、リニューアル後に旧バージョンは購入できないため、まずは、当日の10時になか卯で旧バージョンを購入した。

その後、11時すぎに再びなか卯に行き、新バージョンを購入。ちなみに、旧バージョンを購入したのが池袋サンシャイン前店、新バージョンが新宿職安通り店である。

・新旧親子丼が揃い踏み

こうして、新旧バージョンが手元に揃った。とは言え、旧バージョンは1時間前に買っているため、その部分も考慮して客観的に判断したいと思う。

まずは、新バージョンと旧バージョンをひと口ずつ食べてみると、どちらも舌を包むようにまろやかな味が広がる。味には変化がなさそうだ。相変わらず、山椒の塩辛い苦みが上品にマッチする味である。

・鶏肉は本当に増量されてるのか?

前述した通り、リニューアルに際し、アナウンスされているのは鶏肉の増量。だが、私には長らく疑問なことがある。「値段据え置きでの増量!」って、本当に増量されてるんだろうか。増量してなくてもわからなくね? そこで、鶏肉を別皿に取り出して比べてみたところ……

明らかに量が違った。並べられた皿を見ると戦力の違いは一目瞭然。皿上の密集度、勢力範囲共に新バージョン軍がグイグイ攻めてきてる。鬨(とき)の声上げてる。

なか卯、ちゃんとやってたんだな。その企業努力が伝わってくる親子丼が、丼チェーン業界に名を轟かせることを祈りつつ……今日も私はなか卯の親子丼をかき込むのである。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼旧バージョン


▼新バージョン