街で電気自動車を見かけるのが当たり前となった昨今、最近では自動運転機能が搭載された車種まで登場し、自動車開発はいよいよ新時代に突入したといえる。
それらの技術の進歩を受けて、人工知能が操縦する自動運転車レース「ロボレース」が2017年に開催予定だ。そこで先日、同レース専用マシンの走行シーンが公開されたのだが、これが未来を感じる驚きの走りだったのでご紹介したい。
・自動運転レーシングカー「Devbot」
人工知能がコントロールする自動運転レーシングカーの名前は『Devbot(デブボット)』だ。前述の通り、このマシンは「ロボレース」開催に向けて開発中の車両となっており、スペックや機能などの詳細はまだ明らかになっていない。
動画の舞台は、ドイツ・ベルリンの空港跡地に作られたサーキット。『Devbot』の走りを確認すると……スッゲェェェエエエーーー! 人間の操縦するF1などに比べると運転は慎重で、決して速いとは言えないが、直線の加速やカーブ前の減速をしっかりとこなす様子が見て取れる。
動画で見られるのは単独走行のみだが、もし複数の自動運転レーシングカーが同時にサーキットを走った場合はどうなるのだろうか? 制御の難易度は上がるかもしれないが、いつか攻防戦も見てみたいものだ。
・ますます目が離せなくなりそう
いずれにせよ、人工知能の情報がアップデートされていくにつれて、走りはアグレッシブになっていくに違いない。無限の可能性を秘めた自動運転レーシングカーの今後に要注目だ。
▼「Devbot」のオンボード映像がこちら