ロゴからトレードマークの河童が姿を消し、新たに生まれ変わったかっぱ寿司。スシロー・くら寿司・はま寿司との “回転寿司戦争” では一人負けとされる中、起死回生の一手に期待したいところだ。
そんな中、かっぱ寿司が夏向けの特別商品として「1万円のうな重」を発売すると発表した。かっぱ寿司が……1万円のうな重だと……? リーズナブルで知られるかっぱ寿司だけに驚きを隠せないが、ぶっちゃけちょっと心配だ……大丈夫か、かっぱ寿司?
・昨年に引き続き第2弾
2017年6月17日より予約受付、7月13日より販売開始となるのが「1万円のうな重」こと、『至極の大桶シリーズ 夏うな重』である。昨年完売となった「至極の大桶SUSHI CAKE」に続く至極の大桶シリーズ第2弾とのことだから、かっぱ寿司はかなりの自信があるのだろう。
それはさておき、気になるのはやはり値段だ。単純に考えれば100円の皿を100枚食べられる計算になるが、果たしてその価値があるうな重なのだろうか? まずはかっぱ寿司の紹介文を見てみよう。
「うな重で使用する素材は “鹿児島県産大うなぎ” です。鹿児島県はうなぎの名産地として知られ、国内の水揚げ量第1位を誇っています。密飼をなくしストレスの少ない環境で育てたうなぎは、臭みがなく濃厚な旨みが特徴で、備長炭を使用して香ばしく仕上げました。
味はもちろんのこと、大うなぎをおろしたそのままの姿で、贅沢に3尾使用いたしました。25cmの重箱からはみ出す姿が圧巻です。オリジナル風呂敷に包んでお渡しいたします。さらに、各店舗先着10名様には華やかに金粉を散らせてご提供いたします」(中略)
ズバリ、ポイントは「鹿児島県産大うなぎを3尾使用している」ここに尽きるだろう。ここ数年、世界的に見てもうなぎの漁獲高は激減しており、国産うなぎが高値で取引されていることはよく知られた話である。だけどもだけど……1万円するのかは正直わからねえ……!
なお、かっぱ寿司では「約8人前」としており、単純計算すると1人前1250円ということになる。であれば、そこまで高くはない……のかもしれない。また、この件についてネット上では早くも様々な声が上がっている。一部をご紹介しよう。
・ネットの声
「1万円出すならちゃんとうなぎ屋で食べたい」
「なんでわざわざかっぱ寿司でうなぎを……?」
「国産3尾ならこんなもんだろ」
「8人前ならむしろ安い」
「マックもそうだけど、安い店が高級路線に走ると失敗する」
「高いもの食べる時に回転寿司に行かないんだよね……」
「かっぱ寿司派のワイ、早くも心配になってきた」
「かっぱ寿司で、や・る・意・味」
否定的な声というよりは、どちらかというと戸惑い、もしくはかっぱ寿司を心配する声が多いようだ。とにもかくにも巻き返しをはかるかっぱ寿司の逆襲が始まった。果たしてかつての栄光を取り戻せるのか? 注目だ。
▼陰ながら、かっぱたちも応援しているハズだ。