みなさんは、お店などのレジで会計後に渡されるレシートを、どこに収納するだろうか? 「レシートなんてもらわない」という人もいるだろうが、おそらく多くの人たちが「財布の中」と答えるであろう。それも「お札のあたり」ではないだろうか?
私(羽鳥)は財布の中のお札入れ。2層式になっているので、片方はお札、もう片方は領収書や会員カードを入れているのだが、毎度レジでお釣りをもらう時に、こう思うのだ。なぜ「大きい方からお返し」してくるのかと。あれはいったいなんなのか。
・仮にお釣りが4032円だったとしよう
いつからそのような文化が始まったのかは定かではないが、多くの場合、お札ありのお釣りがある時は「大きい方からお返しします」ときて、丁寧な場合は「……にせん、さんぜん、よんせんえん……」と、間違えのないようにカウントまでしてくれる。
そして店員さんは私に4000円を差し出す。うん、たしかに4000円うけとったり。そのまま4000円を「お札入れ」の場所にしまいこんで……とかやってると、すかさず「細かいほう32円とレシートのお返しです」と小銭とレシートを差し出してくる。
私は、ここで財布の「小銭入れ」のジッパーを開く。ボタンの人もいるだろう。とにかく、ここで一度、「お札入れ → 小銭入れ」の動きが入る。だがしかし!!
最後のレシートが入る場所は、ふたたび「お札入れ」なのである。なんというか、「行って帰って、また行って」みたいな。ボクシングなら「右左右!」みたいな。ローキック → ハイキック → ローキックみたいな。上下の揺さぶりみたいな。
この打ち分けに、私はいつも焦るのだ。仮に行列ができていたとしたら、完全にレシートをしまいこむまで「すみません、もう少しおまちください……」と申し訳ない気持ちになる。ときには、レシートをビニール袋に入れて、そそくさと場を空けたりも。
そしていつも思うのだ。「小さい方からお返しします」じゃダメなのかと。小さい方からお返ししてもらって小銭入れにシュッと収納、その後に「大きい方とレシート」をダブルでお返ししてくれれば、両方同時にお札入れにズドン! と入る。
考えてみれば考えるほど、「小さい方からお返し」のほうが効率良い気がするのである。きっとレジの行列も今より若干は減少するはず。一体どうして「大きい方」からなのだろう。深い意味でもあるのだろうか。誰か知っていたら教えてくだしゃい。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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