世界中で環境破壊が進み、ただでさえ野生動物の生態が侵されているというのに、牙や毛皮を狙った密猟者が野生動物を仕留めるという悲しい現実がある。
そんななか、密猟者から救出されたシマウマが見せた ‟笑顔” が超サイコーだと、ネットで話題になっているので紹介したい。保護区での幸せな生活ぶりがうかがえそうな表情が、プライスレスなのである!
・密猟者に母親を殺されてしまったシマウマの子供
2014年1月にアフリカのケニヤ共和国で、密猟者に母親を殺されたシマウマの子供が保護された。そして、ングリアと名付けられたシマウマは、ナイロビにあるデヴィッド・シェルディック野生動物保護区に引き取られたのだ。
この保護区は親を殺された動物の子供を保護し、ゾウやサイ、バッファローなど数多くの動物が生活を共にしている。
・親代わりを見つけて伸び伸びと成長!
母親を殺されてしまったが、密猟者から救出されたングリアは保護区の生活にすっかり慣れ、そんな時に撮られた写真で ‟最高の笑顔” を見せたのである! 実際にシマウマが笑顔を見せる訳ではないが、思いっ切りニヤっと歯を見せたングリアは、まるで「保護区の生活に満足してるよ~!」と言っているかのよう!!
当時撮影された写真が今になってネットで話題となった訳だが、あれからングリアはオスのシマウマ、ルアレニが親代わりとなり伸び伸びと成長したとのこと。
・現在は保護されたシマウマの母親代わりに
同保護区では、保護された動物に野生で生き延びるための術を教えて、いずれは野生に返されるという。ングリアの親代わりだったルアレニも野生に戻ったとのことで、現在ングリアは持ち前の母性本能を発揮し、保護されたシマウマの母親代わりを務めているそうだ。
いずれ、ングリアも野生に戻ることになるようだが、ングリアだけでなく他の動物たちも、密猟者のターゲットにならないことを祈るばかりだ。
参照元:Facebook @The David Sheldrick Wildlife Trust、METRO(英語)
執筆:Nekolas